お肌をきれいにしたいから、何をしていますか?
お化粧品を厳選している、しっかり運動をしているなどもお肌に関係していますが、毎日の食事からも、お肌は健康をもらっています。
肌によい食べ物で体内から美肌を作っていく
お肌は毎日眠っているときに新たに皮膚が作られていますが、その元になるのが体に取り入れる食事です。
どんな食事をとったらいいのか、どんな栄養がお肌に関係しているのでしょうか。
食事内容で美肌は決まる
肌は睡眠中につくられるといいますが、昼間活動しているときは、栄養素は脳の活動にほとんどが回され、肌の方へは回ってきません。
真夜中に眠っている間に、成長ホルモンが分泌されて、そのとき肌は栄養素をもらって再生をしています。
このときお肌をつくる元になるのが、その日に食べたもの。
朝から晩までの三食、二食の人もあるかもしれませんが、とにかく食べたものを消化し栄養素として体の各部位で新陳代謝が行われます。
ですから肌を再生するにあたって、必要なものをちゃんと摂っていればいいのですが、ジャンクフードなどが多いと、健康な肌を再生できないこともあります。
肌に有効な栄養をとっていくために
お肌によい食べ物として、お茶やある特定の野菜、とある油などが流行したことがありました。
テレビ番組で、そういった食品がいかに肌によいかを伝えていたこともあり、そのブームにのった人もあるでしょう。
特定の食品がよいとはいっても、その食品を頻繁にとるだけで、お肌は健康でいられたでしょうか?
ひとつの食品を摂り続けることが悪くないとはいっても、それだけにお肌の健康をゆだねるのはどうなんでしょう。
ブームは去るので、また次のブームにと移っていくだけでなく、きちんとした栄養の知識を持つことが、自分のお肌作りに一番近道です。
お肌は食品のひとつのもの、ひとつの成分で決まるものではありません。
肌への栄養にはビタミA(ベータカロテン)
栄養素がいくつか組み合わさることで、美肌が出来上がりますが、その中でも最もお肌に大切なのがビタミンA(ベータカロテン)です。
ベータカロテンの特筆すべき性質は、抗酸化作用が強いこと。
抗酸化作用が強いとは、酸素によってサビついていく老化現象を、食い止める働きが強いということです。
私たちは酸素を取り入れて生きていますが、体の中でサビとなって、それが老化の引き金になります。
それをベータカロテンは予防してくれるので、肌については肌荒れを予防してくれるのです。
ベータカロテンは人参やほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれていますから、毎日摂取したい食べ物です。
またビタミンCにも抗酸化作用があるので、紫外線に対する抵抗力をつけるのに役立ちます。
ですからキャベツ、カリフラワー、ジャガイモなどビタミンCの多い淡色野菜もとるようにしたい食べ物です。
美肌効果のある温野菜をとるコツ
緑黄色野菜や淡色野菜は、お肌を健康にする食べ物として、心がけて食べるとよいのですが、目安としては「一日に緑黄色野菜100グラムと淡色野菜200グラム」をとるようにしてください。
コンビニのものは調理後時間がたっていたり、添加物が入っていたり、ビタミンがこわれていることもありますので、できるだけ避けます。
生野菜で目安量の野菜をとろうとすると、サラダだけではとれませんので、温野菜(蒸す)にしてとると、根菜(ジャガイモやニンジン)などもとりやすくなります。 その都度温野菜を作るのは面倒ということであれば、2~3日分をまとめて調理しておくとよいです。
食べやすい大きさに切って蒸したら、一回分ずつ皿に分けて、ラップをして冷蔵庫に保管します。
それも面倒であれば、野菜の冷凍食品を利用するといいですよ。
冷凍食品は保存料を含まないものが多く、レンジでチンだけという手軽なものもあります。
サラダを避けたい理由
肌を美肌にする栄養素として、ビタミンAとビタミンCがよいといいましたが、サラダでいただくと、一日の目安量「一日に緑黄色野菜100グラムと単色野菜200グラム」をとるのはとても大変になります。
ビタミン含有量は、計算すると思った以上に少ないのがサラダなんです。
若い女性の多くは、パスタとサラダ、パンとサラダといった組み合わせが好きな方が多いですが、炭水化物が多くビタミンの少ない組み合わせになってしまいます。
それに生野菜は体を冷やすので、冷えて血行不良になりやすいのです。
血行不良は肌へ栄養が届きにくくなり、肌の代謝を悪くすることにつながります。
野菜ジュースで補うのもいいのですが、やはり十分なビタミンがないことと体を冷やすことになるので、量は控えた方がよいです。
高タンパク低カロリーの食事
ではビタミン以外のもので、美肌につながる食事とは、どんな食事でしょう。
必要な栄養素として次に注目しなければならないのは、タンパク質です。
タンパク質は肌を生み出す元になるので、必ず摂取が必要です。
大人の女性なら一日100グラムぐらいを目安にとりましょう。男性はもう少し多く。
脂身の多い部位ですと脂肪の量が気になりますから、太るというイメージのある方は、鶏のささみ、豚のモモ肉などを選ぶようにします。
お肉の代わりに白味の魚は、高タンパクなのに低カロリー食品なので、積極的にとりたいものです。
健康なお肌作りのためには、タンパク質の多い豆類、ミネラルの多い海藻類、ビタミンや線維の多い根菜類などを合わせて摂るようにすると理想的です。
白いお米より玄米が美肌効果あり
便秘がちな人はお肌も荒れやすいですが、便秘になるとお肌にとって必要なビタミンB群の摂取が妨げられるからといいます。
そこで白いごはんでなく玄米をいただくようにすると、ビタミンB群、鉄分、ミネラル、そして腸のぜん動運動を助ける不溶性食物繊維が多く含まれるので、腸内が整います。
結果お通じがよくなって、美肌の効果も高くなります。
玄米は豊富な栄養素がバランスよく含まれいるので、女優さんや美容家の方たちも、食生活に取り入れている方が多いと聞きます。
(玄米は圧力鍋ならで20分ほどで、柔らかく炊き上がりますよ!(^o^)管理人も玄米を半分ほど取り入れています)
美肌を作るには、毎日の食事で何を食べるかがとても重要です。
緑黄色野菜、単色野菜、肉魚、豆、海藻、そして玄米、こうして並べてみていくと、日本の昔からの食事に近づきます。
できれば自分で調理したものを、まんべんなく毎日の食卓に並べられれば、美肌を維持するのに一番いいということです。
仕事で忙しい、生活時間が不規則という方でも、理想の美肌食に少しでも近づけるようするといいですね。
そして塩分、刺激物、多すぎる動物性脂肪をさけると、さらにお肌の負担が減ります。
飲み物と美肌の関係
お肌のために食事には気をつけているけど、飲み物にはあまり気を使っていない人、結構多いようです。
飲み物くらい自由にしたいとは思いますが、お肌に悪影響があるとしたら・・・どうでしょう。
飲み物も体に取り入れることで、睡眠や新陳代謝に影響を及ぼしています。
それがお肌の生まれ変わりにも少なからず影響しているのです。
美肌作りのために、普段飲んでいる飲み物からもできることがありますよ。
水分補給と肌代謝
女性の中には、体の中の老廃物を出して、代謝をあげるために水分をたくさんとった方がよいと考えている人が多いようです。
一時期、一日に2リットルくらいとった方がよいなど、ダイエット系の話題で水分摂取量が話題に上っていました。
「モデルさんや女優さんは、水分を積極的にとっている」と、雑誌やテレビの健康番組などでも話題にされていました。
そのためかのどが渇いたからでなく、意識して水分をとっている人があります。
現代ではペットボトルを持ち歩いて、すぐに水分補給する習慣ができていますが、あまりのどが渇いていなくても習慣的に飲む、あるいは口さみしくてなんとなく飲む、という飲み方になっている人もあるようです。
水分が必要かどうかは、やはりのどが渇いてきたかどうか、それと尿が黄色いと感じるほど色がついているかで判断できます。
余分に飲んでいると、その分尿が増え、トイレに頻繁に行くことになり、処理しきれないほど飲むと、胃腸の調子が悪くなったりむくんできたりします。
むくみが起こるくらい水分量が多いのは、肌の代謝にも悪影響ですから、飲み過ぎに気をつけます。
また冷たい飲み物は、胃腸を冷やし負担をかけますから、できれば常温か温かい水を飲むようにするのがよいです。
栄養ドリンクの錯覚
栄養ドリンクは、疲労回復を目的として、仕事で疲れているとき、これから元気を出して交渉をしようとするタイミング、また風邪のひきはじめなどに利用する女性もあるようです。
栄養ドリンクを飲むと、すぐに元気になったように感じるのは、一つはブドウ糖がすぐにエネルギーに変わって力が出るような気がするのと、もう一つはカフェインの作用によって、頭がさえてきたように感じるからです。
疲労回復という名目でも、体や脳が覚醒される感じがするだけで、疲労が回復しているわけではありません。
そこを勘違いして栄養ドリンクを飲んでいると、カフェインが習慣性になり、飲む習慣がついて、アルコールやニコチンのように中毒を起こすことが知られています。
頻繁に飲むと、手の震えやイライラがおきるなどの中毒症状のでるものだということを心のすみに留めておいてください。
カフェインは控えめに
カフェインだけで言えば、コーヒー、紅茶、緑茶、ココア、ウーロン茶にも含まれています。
嗜好品なので、一日に何杯も好きなものを飲んでいるのが当たり前でしょう。
でも美肌を求めるなら、カフェインはできるだけ避けるようにしたい飲み物です。
というのは、カフェインは神経を興奮させる物質なので、摂りすぎるのはよくありません。
特に夜8時を過ぎて飲むと、睡眠に影響があります。
ちゃんと寝れるから大丈夫と思っていても、睡眠の質は浅くなっているのです。
肌が唯一再生されるのが、睡眠中。それも寝入りばなの時間に質のよい睡眠であるほど、肌の再生は活発に行われます。
ですから、カフェインは遅い時間にとらないように。
カフェイン入りの飲み物は日に2~3杯までが理想的です。
肌のためのおすすめ飲料ハーブティー
では、大好きなコーヒーや緑茶をあまり飲めないとしたら、何を飲むのがお肌のためにいいのでしょうか。
それは温かいお水、またはカフェインのないハーブティーです。
麦茶もカフェインが入っていないのでよいですが、麦茶だけ、お水だけというのも味気ないものです。
そこでコーヒーや緑茶の代わりにするとしたら、何種類かのハーブティーを気分に合わせて飲み分けるのがおすすめです。
ハーブティーのよいところは、香り、風味、薬効のあるところです。
朝の気分をスッキリさせるには、ミントティー♪
冷え性ぎみの人はジンジャーティー♪
イライラをしずめたいときは、ミントティー♪
紫外線によくあたる人なら、ビタミンCが豊富なローズヒップティー♪
疲れ気味のときはエキナセアティー♪
集中力を高めたいときはローズマリーのティー♪
睡眠前には眠気を誘うカモミールティー♪など。
お水もお茶もできるだけ温かいものにして、体を冷やさないようにした方が、肌の代謝低下も防げます。
冷たい飲み物は、習慣性になりやすく冷たいものを欲しがる習慣がつきやすいとされていますので、気をつけてください。
美肌のために飲み物も味方につける
美肌を求めるなら、美肌を維持したいなら、飲み物にも気をつけた生活を心がけましょう。
カフェイン入りのものは減らし、ハーブティーを気分によって飲み分けるのがおすすめの飲み方です。
水もお茶も、季節にかかわらずできれば温かいものを飲むのが、肌の代謝を助けます。
気分を落ちつけ、ぐっすり眠って肌の再生を促すのに、飲み物を味方につけるという考え方を持てるとよいですね。
良質な睡眠で美肌をよみがえらせるには
すべすべの肌を保つには、睡眠はとても大切です。
食事も大切ですが、肌が作られる時間の睡眠中は、どんな栄養をとるよりも大切といえます。
夜更かしや、暴飲暴食で眠りが浅いなどは、肌を再生する時間を奪っているようなものです。
睡眠は疲れた体を休めるだけでなく、美肌をつくるとっておきの時間ですので、健康な肌作りのために、もう一度睡眠を見直してみましょう。
週末寝だめでは肌再生はできない?
肌が荒れるか荒れないか、その境目が睡眠時間の長さにあるとしたら、それが何時間か知りたくなりませんか?
それは6時間睡眠です。
とはいっても一度6時間を切るだけで、肌が荒れるというのではなく、6時間を切る日が多いと、荒れることが多いのです。
これは肌の再生が起こり始めてから、約6時間で再生のリズムが終了するからです。
8時間眠った日、5時間しか眠れなかった日、いろいろあったけど1週間まとめたら平均6時間を切っていた、というなら、疲れもたまり週末に10何時間も眠っていたくなるのはしかたないですね。
そしてその週末の長い睡眠をたせば、平均7時間睡眠になったとしても、お肌の荒れやダメージは、あまり変化がありません。
週末の寝だめは、体の疲れはとれるかもしれませんが、お肌の再生力がよみがえるということはないのです。
それよりは、毎日コンスタントに6時間以上眠ることが、お肌の再生には最も効果的です。
それも毎日だいたい決まった時間に眠りにつくのが、ベストな睡眠のとり方です。
成長ホルモンが肌を再生する
お肌は寝ている間に生まれ変わりますが、そのためには成長ホルモンの働きが不可欠です。
成長ホルモンは子供のときだけでなく、大人になってからもずっと毎日出続けるホルモンです。
大人になると身長を伸ばすなどの直接的な成長を促すのでなく、肌の再生を行ったり、免疫機能をあげたり、傷を修復したりなどで働きます。
成長ホルモンは誰でもでるのですが、ストレスや過労などで、ホルモンの分泌量や質は変化します、とても敏感なのがホルモンです。
起きている間には肌は再生されず、ひたすら現状維持をしているだけ、眠りにつくと血液が体の各部に流れて、肌への栄養もいきわたります。
そして寝はじめの3時間だけに成長ホルモンは分泌され、その力を借りて肌の奥で細胞分裂がはじまります。
寝はじめの3時間も、決まった時間であるほど順調に成長ホルモンがでるのがわかっています。
成長ホルモン分泌を促すのは規則正しい睡眠
決まった時間に眠りにつくのがよいのは、体内時計を一定に保つことができるからです。
体内時計は、リズミカルに動けば、ホルモンも順調にはたらきます。
夜12時ごろに寝る人は、その習慣を変えずにいれば、寝始めから出る成長ホルモンが、順調に質のよい成長ホルモンが出続けます。
しかし日によって就寝する時間がまちまちだと、成長ホルモンが順調に働かず、少ししかでなかったり、短い時間しかでないなど、影響を受けます。
睡眠時間がたとえ短くても、一定の時間に眠りにつくことが、成長ホルモンの順調な分泌を促すことは知られています。
入眠が夜10時ならその時間で一定できるように、夜12時ならその時間で一定できるように、規則正しい生活をするのが成長ホルモンの正常な分泌には一番よいのです。
睡眠の最初の3時間を手厚く
そして寝はじめの3時間を、熟睡できるようにするのが最もお肌の再生力を高めます。
なぜなら成長ホルモンは、睡眠の初めの3時間の間に分泌されるからです。
そのためこの3時間の質は最も大事です。
たいていは寝はじめは深い眠りに入るのですが、寝る直前までテレビやパソコンを見ていると、脳の奥が活性化されたままになり、深い眠りに入るのに時間がかかってしまします。
寝る前の一時間くらいは、周りを静かにし、部屋を暗くして睡眠の導入部にするようにすると、メラトニンというホルモンが分泌されて、入眠後すぐに深い眠りにつけるのがわかっています。
深い眠り=質の良い眠りは、成長ホルモンの分泌を促して、肌の奥での細胞分裂が盛んにおこなわれます。
その分裂のあとも約6時間かけて、再生の仕事を肌の奥で行っていますので、途中で目をさましたりすることなく、朝までぐっすり眠ることができれば、お肌はイキイキとしてきます。
睡眠はとっているはずなのに、お肌の調子がよくないという方は、最初の3時間の眠りが浅くなっていることも考えられます。
睡眠と美肌の関係
以上をまとめてみると、肌の再生が行われる睡眠はとても大事な時間です。
特に寝はじめの3時間の睡眠の質がよいと、成長ホルモンが順調に働いて、肌の再生が活発に行われます。
入眠時間が一定しているほど、成長ホルモンが順調にでるので、毎日の生活を規則正しくすることが美肌を作ることになります。
またストレスをためず、暴飲暴食をさけて、熟睡できる環境作りも心がければ、健康な肌を維持できるようになります。
女性ホルモンとお肌の関係
女性には生理があることによって、身体に様々な変化が起こっています。
一生の間にも様々な変化が訪れ、お肌にも大きな影響を与えています。
これらはホルモンの影響で起こり、女性特有のホルモンの働きを知ることで、体調や肌の関係があきらかになります。
いまだに解明されていないことも多いホルモンですが、美肌づくりには大いに関係する事ばかりです。
ホルモンの不思議
最初に私たちの身体に分泌されているホルモンについて概要を説明します。
ホルモンには「成長ホルモン」や「インシュリン」「性ホルモン」などがあります。
体の各臓器から血液中分泌されて、ごく少量にもかかわらず身体の様々な活動に影響を与えています。
例えば成長ホルモンは子供の成長にかかってもいいますが、お肌の再生にも関わる重要なものです。
インシュリンは血糖値をコントロールするホルモンですし、性ホルモンは男女の区別を作る重要な働きをしています。
ホルモンは一生のうちスプーン2杯ほどしか分泌されないといわれるほど、少量で人体に影響をおよぼすものです。
ホルモン剤が入ってくると体内での生産をやめてしまうという特徴があるため、ホルモンを利用する治療はごく限定されたものだけになっています。
女性だけに分泌される黄体ホルモンとエストロゲンも、体の機能を正常に働かせるためになくてはならない働きをしています。
では女性の2種類のホルモンについてお肌との関係を見てきます。
生理前の肌は黄体ホルモンの影響で不安定
女性に分泌されるホルモンで生理の前に分泌されるのが黄体ホルモンです。
皮脂の分泌が活発になるので、ニキビができたりシミもできやすくなると言われています。
生理前にむくみやイライラしたりする人も多いかと思いますが、これも黄体ホルモンの影響です。
女性特有のものだから仕方がないと思いますが、人によってはこうした体調の変化が少ない人もあります。
ストレスを減らし不規則な生活を改善すると、このような症状も減っていくようです。
生理前は肌が敏感になっているので、お手入れは最少限にとどめるようにしたいものです。
シミはできやすい時期なので紫外線予防は必ずしておきましょう。
生理後のエストロゲンには美肌作用が
生理の後にはエストロゲン(卵胞ホルモン)というホルモンが分泌されます。
このホルモンはお肌を瑞々しくさせ、コラーゲンを増やすという作用があるので、最近注目されているホルモンです。
エストロゲンが若さを保つ鍵とまで言われているのでご存知かもしれませんね。
エストロゲンは生理周期を維持するホルモンなので、ダイエットで生理周期をとめるようなことがあると、肌の老化が早まってしまいます。
生理が順調にくるということは、健康なお肌と身体を保っている証拠でもあります。
生理がこない事があると嬉しくなるかもしれませんが、そうなると肌を老化させるだけでなく閉経も早まる可能性がありますので、安易にホルモン剤を利用する事ないようにしたいものです。
イソフラボンならシミが消えるの?
そこでエストロゲンのように美肌作用ありと言われている大豆イソフラボン、これを利用するのがはやっているのでしょうか?
大豆は昔から日本の食生活にたくさん取り入れていますので、海外からは日本人は長生きだとか老化が遅いという評判があります。。
大豆イソフラボンのパワーとか、イソフラボン入りだからキレイになれるというような歌い文句で宣伝がされていますが、女性ホルモンに代わるほどの効果があるわけではありません。
そのために毎日大豆をたくさん食べているからといってシミやシワが消えるというようなことはないようです。
それよりは普段からシミやしわを作らない生活習慣続け方が良いかと思います。
女性ホルモンの黄体ホルモンとエストロゲンは、二種類がバランスよく分泌されることによって、女性の身体を健康に保てるように働いています。
不規則な生活やストレスで黄体ホルモンの分泌が乱れると、肌荒れしやすくなりむくみやイライラの原因にもなります。
生理後のエストロゲンの分泌によって瑞々しい肌が保たれるので、無理なダイエットなどをせずに健康的な生活を送ることが若々しい肌を保つことになります。
生理は美容と健康のバロメーターですから、できれば基礎体温や生理周期を記録して自分の体への理解を深めておくと、健康な体と肌作りのためになります。
ストレスからくる肌トラブル
食事や睡眠、お化粧品にも気を使っているのに、肌の調子が悪いなら、ストレスが原因で肌のトラブルが起きているのかもしれません。
そうであれば、肌のトラブルは一向によくならない?のではないかと思えますね。
誰もが大小の違いはあってもストレスを抱えていると思います。
そのストレスが表面化したとき、肌のトラブルとして表れてしまうことがあるようです。
今感じるストレスを少しでも軽くできたら、そして肌トラブルによってさらにストレスを感じなくてすむように、という願いを込めて。
ストレスは万病のもと
ストレスの大きさや感じ方は、人によってずいぶん違いがあるといわれます。
どんな困難にも負けそうにない明るく強気な人、反対に上司に注意されただけで、ものすごくふさぎこんでしまう人。
ストレスの感じ方は違っても、抱えているものは心身へ何らかの影響を与えています。
特にストレスが表出しやすいのは、その人の弱い部分です。
胃腸が弱い人は、下痢をしたり胃が痛くなったりしますし、肌が荒れてくる人、生理が乱れる人など、様々な症状として表れてきます。
肌でみてみると、ストレスを受けると、体の中に活性酸素が発生して肌が酸化して、老化する現象が起きます。
通常生きているだけで、酸素を吸って酸化がおき、自然のスピードで老化していくのですが、ここにストレスが加わると、肌の老化現象が加速されます。
ストレスによって免疫の機能が低下して、アクネ菌という菌が繁殖しニキビが悪化することがあったり、ストレスによってホルモンバランスが乱れると、生理前も肌があれやすくなります。
またストレスで自律神経が乱れて不眠にでもなれば、肌の代謝が悪くなってあれる原因になります。
こうしてみるとストレスは、どこか一つの場所にというわけでなく、内臓にも免疫機能にも、自律神経にも影響を及ぼすことがわかります。
肌あれ、ニキビ、肌老化だけにとどまらず、ストレスは万病のもとにもなる可能性があるといえます。
ストレスを解消する最初の方法
あなたにとってのストレスは、「これだ」とはっきり自覚しているものがありますか?
もし仕事がストレスだとわかっていても、簡単にやめるわけにはいかないですし、絶えず不満をかかえていたことによる慢性化したストレスなら、ストレスだと自覚していない場合もあります。
ストレスを抱えていても、スポーツをしたり趣味を持つなどして、こまめに発散させてストレスを悪化させないようにしている人もあるでしょう。
肌のトラブルでいえば、こまめに発散している人は、肌に出ていたトラブルもなくなりやすいですが、不満やイライラを他人にぶつけたり、わがままな行動に出たりする人などは、肌荒れやニキビもなかなか完治しません。
趣味などで発散できる人はよいのですが、抱え込んでしまうタイプの人にできることは、まずはよく体を動かすことです。
スポーツが苦手なら、長時間歩くだけでも、草むしりや掃除を念入りにするだけでもいいと思います。
体をしっかり動かすと、健康的にお腹がすいて食事がおいしくなります。
そうなったら腹八分目をよく噛んで食べ、お酒を飲みすぎないでゆっくりと寝るようにしてみてください。
健康な過ごし方をすると健康な体になって、ストレスのある不健康な心が少しずつ出ていきます。
気持ちが落ち着いて来たり、イライラした気分が減ってくるはずです。
そして気持ちをさらにリラックスさせるのに、アロマテラピーの力を借りるのがおすすめです。
大好きな香りを見つけて、ゆったりとしたソファなどで楽しむ、またはアロマオイルを一滴ティッシュに落として枕の下において眠ってみます。
香りは臭覚から脳にはたらきかけるので、心を落ち着かせ安定させる働きがあります。
そのとき、好きなもの、楽しかった思い出などでイメージを膨らませているとさらにリラックスの効果がでてきます。
まとめ
ストレスによって影響を受けた体と心がバランスを崩すと、自分の弱い部分に変化を起こします。
ストレスによって活性酸素が増えると、肌の弱い人は肌あれや肌の老化を引き起こします。
不健康な体のままでは、よけい不健康な心の状態が続くので、少しでも気分を軽くするために、まずはしっかり体を使います。
おいしく食事し、ぐっすり眠るを続けると、健康的な体になって心も少しずつ健康へと傾きます。
アロマテラピーの力も借りて、よい気分でいられる時間をたくさん持つとさらによいです。
自分の環境を変化させるのが、自分でできる肌トラブルの解消法でありストレスとの付き合い方になると思います。