20140610放送 NHKあさイチで取り上げていた「こむら返りの徹底研究」をまとめてみました。
夜中寝ているときにおきるこむら返り。
痛くて目が覚めるだけでなく、なかなお治まらなくて辛いですね。
今回はこむら返りを起こさないようにする方法と、夜中こむら返りになったとき改善する方法を教えてくださいました。
私も時々痛くなるのですが、昼間は忘れてしまいっているので、今度こそは対処法を覚えておきたいと思います!
こむら返りはふくらはぎが自分の意思に関係なく筋肉が縮んでしまうことです。
こむら返りを素早く改善する方法
こむら返りは急に起きます、寝ている間に急に痛くなって目が覚め、痛い!痛い!と悲鳴をあげてしまいます。
たいていは片方のふくらはぎがつってしまうのですが、両のふくらはぎがつるという経験をお持ちのかたもあるようです。
とにかく早くおさまってほしいものです。
そこで最初に、つってしまったふくらはぎを、素早く改善する方法を伝授。
整形外科医の奥脇先生からでした。
結論は、「足首と膝の腱を伸ばす」と治ります。(足首を曲げる、膝を伸ばす)
足首と膝の腱の伸ばし方で、気をつけたいのは、
・一番最初に足首の腱を伸ばすこと、
・ゆっくり伸ばすこと、
・足首の腱を伸ばしてから、膝の腱を伸ばすこと、
・もう一方の足首も同じように伸ばすとさらによい(もう一方もつりやすい状態になっているから)
夜中は脳からの刺激が弱くなっていて、足首と膝にある腱に、脳からの指令が行き届かないことがあるそうです。
それで腱が緩んでいると、ふくらはぎの筋肉が痙攣をおこしやすくなるのだそうです。
それを治めるのに、足首の腱と膝の腱を伸ばす脳からの指令を送ると、ふくらはぎの筋肉が緩んで治まるということでした。
寝るときに足首を伸ばすことが多いと思いますが、足首を立てるようにして腱を少しでも伸ばして寝ると、こむら返りはおこりにくいということでした。
寝るときの足首の角度だけでも、注意しておくといいなという印象でした。
原因別・こむら返り対処法
こむら返りが起こる原因には、「冷え」「筋肉疲労」「脱水」と三つありました。
健康な体の人でも、こうした原因でこむら返りが起こります。
病気が予想されるこむら返りもあります。
例えば糖尿病、肝臓病の場合は、一日に何度もこむら返りが起こる。
身体のあちこちがつるそうですよ。
脊柱管狭窄症という病気だと、足おしびれを伴うそうです。
このいずれかの症状があれば、病院に受診した方がいいというお話でした。
こむら返り改善法・冷えの場合
冷えが原因でこむら返りが起こる場合の予防法です。
ふくらはぎにある、ツボの刺激によって改善していきます。
ふくらはぎにある、「ひよう」「ちくひん」「しょうざん」の三つのツボを押したりもんだりすると、けっこうがよくなって冷えがとれ、こむら返りが起こりにくくなります。
最も簡単にできるこれらのツボ押し方法で、紹介されたのがこれです。
そしてワイパーのように股関節から動かして、ツボをソファのひじ置きの角で刺激します。
これだと体の重みだけでツボ刺激できるので、強すぎず心地よくできるそうです。
ふくらはぎのツボ刺激によって、ふくらはぎの血行をよくすることで、改善が期待できます。
こむら返り改善法・筋肉疲労の場合
ふくらはぎの筋肉が疲労しているときにも、こむら返りが起こりやすくなります。
そのため筋肉疲労をとっておくと、こむら返りが起こりにくくなるのです。
筋肉疲労をとるのにおすすめの方法は、小さい保冷剤をふくらはぎにこするように使用します。
凍った小さい保冷剤を、ふくらはぎに5~15往復軽くこするようにします。
サーモグラフィックで検査してみたところ、表面温度が徐々にあがっていきました。
理由は、冷えることで血管が縮み、そのご拡張し、というのを繰り返すことで、血行がよくなっていったからです。
これを行うポイントは、運動が終わったっらすぐに行うこと、15往復以上は行わないことです。
筋肉疲労は、血行がよくなることで疲労が減っていきます。
こむら返り改善法・脱水の場合
身体が軽い脱水状態になったときも、こむら返りが起こりやすくなります。
「水分をまめにとるように」とよくいわれますが、どれくらいとったらいいのかわからないものですよね。
そこで、今回は専門家による水分補給の指南がありました。
それによると(成人の場合)・・・
・運動を始める前1時間から30分くらい前に、250~500ミリリットルの水分をとっておく。
・運動中は500~1,000ミリリットルを2~4回にわけて飲む。
・寝る前に250~300ミリリットル水分をとってから寝る。
とよいそうですよ。
暑い季節には、特に水分を多めにとるくらいがいいみたいです。
ちなみに子供の場合ですが、上記の成人の場合の体重50~60キロの人の目安を基準にして、体重で量を考えるようにしてくださいとのことでした。
家庭で作れる水分吸収率をあげる飲み物
水分といってもお水だけでとるより、さらに水分吸収率のよい飲み物があるそうで、それを家庭でも作れるそうです。
その作り方の紹介もありました。
特に運動をよくされる人は、利用するとよいとのこと。
<水分吸収率をあげる飲み物>
水1リットルに対して、塩2グラム、砂糖30~60グラム。
糖があることで汗として出てしまう塩が、腸に吸収されやすくなるそうなので、この配分比率は変えないように。
甘さがあるので砂糖を減らしたくなるかもしれないですが、それは塩分水分の吸収を悪くしてしまうそうですよ。
こむら返り徹底研究のまとめ
夜中のこむら返りは痛いだけでなく、熟睡を妨げるので、どうしても寝不足になりがちです。
あとあとふくらはぎの痛みが残ることもあり、不快でもあります。
予防法としては、ふくらはぎの冷えをとり、筋肉疲労をとる、運動の前と運動中に水分補給を。
塩分を補うための自家製ドリンクを利用すると水分補給に効果的。
夜中こむら返りがおこってしまったら、足首の腱をゆっくりのばしてから膝の腱も伸ばす。
このことを知っておけば、こむら返りの痛みは早く引きますね。
改善策を講じたモニターさんは、こむら返りが減ったと喜んでおられました。
日に何度も起きたり、全身のあちこちでつるということがあれば、病気が隠れているかもしれないので受診を。
こむら返り徹底研究・あの痛さにサヨウナラ!あさイチ20140610方法の概要と感想、まとめです。