体の中から潤いを補い、また潤いを維持するための食材が、美的3月号に紹介されていました。
一年中で一番乾燥する季節の冬は、外側から潤いを補うのも大切ですが、食べて潤いを補うのも同じくらい大切ということです。
体の中から潤うために、どんな食べ物がいいのか・・・食品の潤い成分についてアドバイスされていたんは、管理栄養士の牧野直子さんです。
ダイエットコーディネーターでもある牧野さんの教える食べる潤いキープ食材とは。
潤い成分の土台はタンパク質
体の潤いを保つのに大切なことは、肌の新陳代謝です。
新陳代謝に欠かせないのが、タンパク質、タンパク質は皮膚や髪の主成分になるので、とっても大切です。
タンパク質は肌の潤いを助けるだけでなく、以下のような成分を含むので、こんな働きも持っています。
◆ヒアルロン酸・・・細胞内の水分を保持する
◆イソフラボン・・・コラーゲンの生成を助ける(イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンとにた働きがあるため)
◆ビタミンB6・・・細胞の代謝を助け肌荒れを防ぐ
◆ビタミンB2・・・脂質の代謝を助け、皮膚を健康に保つ
◆ビタミンA・・・粘膜を保護して皮膚や髪を丈夫にする
とすぐれた栄養素のタンパク質。取らない手はないですね。
潤い維持に一日に必要なタンパク質の量
ではいったいどれくらいのタンパク質を食べれば、一日の潤いキープに役立つのかですが、三つの分類の中からこれだけはという量です。
◆まず乳製品
牛乳一カップとヨーグルト50グラムかチーズ15グラム
◆大豆製品
納豆50グラムか、豆腐120グラムか、豆乳1カップ。
◆お肉
豚肉か鶏肉で80グラム
◆卵は一個
◆魚は80グラム
三食の食事で、以上の食材をまんべんなくいただけるよう、料理も工夫したいですね。
水分と脂質も不可欠
寒い季節は水分を取ると、トイレに行く回数が増えてしまいますが、だからといって水分を避けるのはよくないです。
冬でも肌から水分は蒸発しているんです。
それに体内での代謝にも水分は欠かせません。
一日の代謝で使われる水分は2・5リットルにもなるそうです。
ですから食事のとき以外にも、水分を1.5リットルほどとったほうがよいと、管理栄養士の牧野直子さん。
そして脂質も大切な潤いキープ成分です。
脂質は水分と混ざることで皮膚表面を滑らかに保ちます。
カロリーが高いからやめようと思いがちですが、乾燥しやすい肌に脂質は不可欠なんです。
一日に必要な脂質は、最低でも20グラム(約小さじ5杯分)です。
ローカロリーの脂、そして質のよい脂を選んで潤いキープしましょう。
潤い成分の食材ならこれです
体の骨組になり細胞にハリを持たせるコラーゲンを、多く含む食材は、手羽先、手羽元、サケ水煮缶缶詰、サバ水煮缶詰
細胞の水分保持を助けるヒアルロン酸を多く含む食材は、長芋、オクラ、もずくのねばねばした食材
細胞の代謝を助け肌荒れを宇セグビタミンB6を多く含む食材は、マグロ、豚もも肉、アジ、
コラーゲンの生成を助けるイソフラボンを多く含む食材は、納豆、豆腐、豆乳、
粘膜を保護して皮膚や髪を丈夫にするビタミンAを多く含む食材は、ヨーグルト、チーズ、牛乳、卵、鶏レバー、これらは、脂質の代謝をたすけ、皮膚を健康に保つビタミンB2を多く含む食材でもありあす。
最近注目されているサバ水煮缶詰は、コラーゲンもビタミンB6も豊富に含む食材です。
料理法もレシピがいろいろ紹介されるようになりましたので、保存食としてでなくいつもの食事に多いに利用した便利食材です。
また鶏レバーも注目されている超優良食材です。肌の潤いを保つのに欠かせない成分が豊富なので、焼き鳥で食べるなら、忘れずに食べたい食材です。
野菜の中でも肌の潤いキープに役立つ食材の紹介がありました。
ビタミンAなら、ほうれん草、小松菜、ニンジン、カボチャ、パプリカが特に豊富です。
(ビタミンAはカロテンとして食品に含まれていますが、体内でビタミンAにかわります)
またコラーゲンの生成を助けるビタミンCは、ブロッコリー、カリフラワー、オレンジ、菜の花、キウイに豊富に含まれています。
そして血行をよくして新陳代謝をアップさせる働きのビタミンEは、黒ゴマ、白ごま、クルミ、ピーナツ、アーモンドに豊富に含まれています。
毎日の食事に気をつけて、こうした食材をいただくことで、潤いのある肌と髪を維持していきたいものです。
缶詰を賢く使いまわせると、便利だし栄養豊富で肌によいことがわかりました。
紹介していた食材は、どれも手に入りやすいものばかりなので、覚えておいて買い物のとき忘れないように。
食べて潤う「うるぷる美人」レシピ・まとめ
美的3月号には、乾燥の冬の季節に負けない、潤いのある肌と髪のための食材の紹介がありました。
水分の補給、脂質の補給を必ずして、肌の表面のクリームを整えておくのも重要です。
野菜とタンパク質を合わせたメニューを心がければ、体の中からの潤いをチャージできます。
食べて潤うメニューの具体的なものは、この後のページにまとめて掲載されていましたので、食事作りの参考にどうぞ。
美的3月号(2015年)は体の外からと中からの潤いキープができるよう、内容が充実していましたよ。