NHKのあさイチで、「夏の冷え症」の原因と対策を今朝みました。
専門家ゲストの伊藤剛先生(北里大学 東洋医学総合研究所 内科医)の10秒ででできるストレッチと、10分でできるウォーキング、とても簡単にできて効果を実感できました。
原因とか冷え性のタイプ、改善方法がわかって、よかったです。
下半身冷え性や四肢末端冷え性の自覚症状のある方は、このストレッチで改善できるはずです。
最近の私は運動をよくするようになったためか、下半身の冷えが夏でもあったのですが、今は「冷え」というほど感じなくなっています。
でも、それまでには何年もかかったんですよ。
今日伊藤剛先生が教えてくださったものは、10日間で、手足の温度が何度も上昇して、冷えで悩んでいたモニターさんは、靴下も足湯もいらなくなったそうで、すごい効果です。
下半身型冷え性の
下半身型の冷え症の原因の多くは、腰やお尻の筋肉のコリです。
特にお尻の筋肉が疲労で固くなってしまうと、筋肉の間を通る坐骨神経が圧迫される。
⇒坐骨神経は血管の太さを調節する神経が含まれていて、この神経が刺激されて、脚の血管が細くなり、足先に十分な血液が送れなくなる。
⇒下半身が冷える分、上半身に血流が多く流れることで、上半身に熱がこもるようになるのが、下半身型冷え症です。
下半身型冷え性は、腰やお尻のコリがなかなかほぐれない、つまり老化の現象なので40代以降に多くみられるそうです。
(40代以降・・・老化かあ・・・)
デスクワークとか家事育児の中腰の姿勢が多いと、腰い負担がかかってきます。
コリのほぐれにくい生活環境で、悪循環をお越し、下半身型冷え性が悪化していくそうですよ。
下半身型冷え性と四肢末端冷え性に効く10秒ストレッチ
このストレッチは下半身型冷え性と四肢末端冷え性によく効くストレッチです。
40代の女性二人が、伊藤剛先生の指導でやっていました。
「梨状筋」(りじょうきん)というお尻あたりの筋肉をほぐすストレッチです。
方法は、椅子にすわって片足を組み、組んだ脚の膝を上から押します。
「梨状筋」(りじょうきん)が凝っていると痛みを感じるのですが、お二人とも痛そうでした。
5秒押すのを一日1回か2回でいいそうです。
最低10秒しかかかりませんねえ。
冷えの原因
夏でも冷え症になる原因は「無理なダイエット」「運動不足」の二つ。
無理なダイエットは熱をつくる燃料がないため、運動不足は熱を生み出せないためです。
ストレッチやウォーキング、体操を行うとよいでそうです。
激しい運動でなく、日常的にできる軽い運動が、最もよいとおっしゃてました、後でストレッチが出ていきます。
内蔵型冷え性
内蔵型冷え性の原因は、主に「腸の冷え」です。
身体の表面は温かいのに、腸が冷えていると、免疫細胞の力が低下して、代謝や免疫力が低下してしまい、体調が悪くなるそうです。
内科的な検査で異常がなくても、頭痛、倦怠感、かぜをひきやすいなどの体調不良を起こしやすい人は、内蔵型冷え性かもしれません。
交感神経が身体の血管の収縮をつかさどるのですが、交感神経が弱まるのが内蔵型冷え性。
寒くても手足の血管が開いて、熱が出ていってしまいます。
そのため内蔵が冷えてしまいます。
内蔵型冷え性のチェック方法
伊藤剛先生が紹介してくださった、内蔵型冷え性のチェック方法です。
1)手足を触ると温かい
2)汗をかきやすい
3)食事量は比較的多い
4)寒いところにいると、下腹部、太もも、二の腕が冷える。
5)冷えたときにお腹にガスがたまりやすい
この中にあてはまるところに、チェックしてみてください。
1があって、2~5までに二つ以上あてはまる人が内蔵型冷え性です。
体質改善法足指曲げ
四肢末端冷え性と下半身型冷え性の人に効くストレッチです。
方法は、座って片足を組んで、手で足指を覆うように内側にまげ5秒。
手を離して5秒待ちます。
回数は5回が目安。
私も見ながら5秒と5秒を5回やってみました、すると足先がぽかぽかしてきました。
たったこれだけのことなのに、モニターさんの足指の温度は3度上昇していました。
「曲げると血管拡張物質がでるので、毛細血管がさっと開く」のだそうです。
身体の仕組みって、面白いですね。
手も温かくなるので、ホカホカといい気分になれました。
内蔵型冷え性にも効果ありの10分ウォーキング
これはどの冷え性のタイプにも効果のあるもので、すごく簡単!
10分自分のペースで歩くだけ。
「ぶらんぶらんウォーキング」と名付けられていました。
・大股で歩く
・肘を曲げない
・腕の力を抜き、自然に大きく振る
この歩き方だと、手足の待たんまで血液が届きます。
なんとこの「ぶらんぶらんウォーキング」をつづけた先のモニターさんは、手は4度、足は5.8度も温度が上がっていました。
下半身冷え性の方は、辛さがなくなり、靴下をはかなくてもよくなって、足湯もしなくてもよくなったそうです。
たった10日で体質が改善されたようだと、大きな効果を感じていらっしゃいました。
すごーい!
特に夕方の時間に「ぶらんぶらんウォーキング」をするのが最も効果的だそうですよ。
女性は要注意!夏の冷え症のまとめ
下半身型冷え性と四肢末端冷え性、内蔵型冷え性の誰にでも効く、効果的なウォーキング方法なら10分でも冷え改善につながる。
下半身型冷え性と四肢末端冷え性には、足指を曲げるストレッチと、膝をまげて5秒押すストレッチが効果的。
夏にも冷える冷え性の原因は、無理なダイエットと運動不足。
40代以降は腰筋肉のコリが改善されにくいので、上記のようなストレッチやウォーキングを取り入れていくのがが冷え性改善の近道です。
番組を見ていて、たったこれだけのことで冷え症が改善されるなんて、びっくりですが、身体の仕組みを熟知した先生なら、治療法はシンプルなんですね。
一番手軽にできそうなもので、冷え改善が出来そうなので嬉しいです。
NHKのあさイチ「女性は要注意!夏の冷え症」で原因と改善策がわかりました、ありがとうございました。20140623放送
専門家ゲスト:伊藤剛さん (北里大学 東洋医学総合研究所 内科医)
ゲスト:浜島直子さん(モデル)、原千晶さん(女優)