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食の世界遺産発酵食/食べるほど美人に発酵食品/発酵すればなんでも食べられる

たけしのニッポンのミカタ放送 「食の世界遺産 発酵食」

発酵の権威でいらっしゃる、小泉武夫さんに教えていただきました。

(東京農業大学名誉教授 著書は100冊以上におよびあらゆる食品に詳しい方)

食べれば食べるほど美人になれるという食品、それが発酵食品

全くストレスなしで、食べれば食べるほど美人になれるという食品、それが発酵食品!

ということで、素晴らしい効果や効能をお聞きしました。

甘酒

最初は「甘酒」です。アルコールがはいっているのでは?と思ったところ、全くアルコールははいっていないそうです。

「甘酒」は飲む点滴といわれているそうですが、点滴よりももっと強力なのだそうです。

甘酒はビタミンの宝庫で、ブドウ糖、アミノ酸、ビタミンがたっぷり

なにしろ甘酒はビタミンの宝庫で、ブドウ糖、アミノ酸、ビタミンがたっぷり。

それもビタミンB2が多く、ビタミンCの吸収率をあげる働きがあるので、美肌になるそうです。

甘酒は疲労回復や腸内環境を整え、血圧が安定する

また甘酒は疲労回復や腸内環境を整え、血圧が安定するのだそう。

小泉武夫先生によると江戸時代は甘酒を夏に販売していたそうで、どうして夏にそれも6~8月の真夏に売っているのかというと、熱中症の予防のためだそうです。

それだけ滋養がある食べ物だったのですね。

近頃はひな祭りのときに飲まれるくらいでしょうか。

甘くて美味しいこともあってカロリーは多いはず。

現代ではいただくと栄養過剰になってしまうかもしれませんが、夏ばてしそうなときなどはいいのではないかと思いました。

お酢

次に「酢」。お酢。これはダイエットの必須アイテムとも言われています。

お酢は体の中の脂肪を分解

お酢は体の中の脂肪を分解してくれるからです。

酢の中のクエン酸は乳酸という疲れたときにでる酸を分解することでも知られています。

そのため疲れがとれるわけです。また酢に含まれるアミノ酸が肝機能を高めるのだそうです。

こんなに体によい働きのあるものなので、ぜひぜひ毎日のようにいただきたいものです。

私は朝のサラダや温野菜に酢をたっぷりつかった手作りのドレッシングを使っています。

毎日酢を15CCとるといい

毎日酢を15CCとるといいと聞いたことがありますので、できるだけとるようにしています。

疲れたときなども、酢っぱいものをとると、速効で疲れがとれやすいような気がします。

世界で一人の酢のソムリエの国分太一さんが登場され、くだもので発酵させて作った酢を、美味しく飲む方法を教えてくださいました。

国分太一さんはお酢の販売もなさっていて、酢1に対して水を4の割合で割って飲むと丁度美味しく飲めるように開発なさっているのだそうです。

若い女性に特に人気のよう。

また食事のときに飲める飲み物も考案されていました。

例えば、米酢大さじ1:レモン果汁大さじ1:水160ミリリットルでまぜ、ライムの薄切りを浮かべての飲み物がとても合うのだそうです。

ヨーグルト

さて発酵食の3つめは「ヨーグルト」です。

免疫力がアップ

ヨーグルトを食べると、なんと免疫力がアップするのだそうです。

ヨーグルトの中のR1乳酸菌という菌の働きが最近わかったそうで、がん細胞をやっつけるNK細胞を活性化させるのだそうです。

がんの予防にとてもいいですね。

腸を強くするには乳酸菌が最も良い

腸を強くするには乳酸菌が最も良いと先生は小泉先生はおっしゃっていました。

腸では体の免疫力の7~8割も作られるのだそうですから、腸が強ければいろんな病気への抵抗力がアップすると考えられます。

乳酸カルシウムの骨を強くする働き

乳酸カルシウムの骨を強くする働きなどもみのがせません。

お肌もきれいになるということですから、ヨーグルトの力を借りていきたいものです。

女性のあいだではかなりヨーグルトをとっている方増えていると思います。

納豆 味噌

発酵食としてほかに、納豆や味噌についても紹介されていました。

これらの食品を毎日のように食べていれば、体の中では疲れを排除し、病気に負けない体が維持されていくようなそんなお話でした。

日本人が昔から食べている食生活に甘酒とヨーグルトを足すという食習慣をしていくといい、というまとめになると思います。

小泉先生は発酵食に強い思い入れがあるようですし、研究熱心な先生でした。

発酵すればなんでも食べられる/ふぐの卵巣の塩漬け

「発酵すればなんでも食べられる」らしく、その例として石川県の名物「ふぐの卵巣の塩漬け」を紹介されていました。

青酸カリの30倍もの猛毒のテトロドトキヂンという毒があるのに、それを発酵することで消してしまうのですから、すごい!ですね。

卵巣を1年間塩漬けにして、さらにぬか漬けにし、さらに魚醤油をかけて2年間発酵させて作るそうです。

これで猛毒が分解されるのです。

こんな「解毒発酵」もあって日本では発酵の力を利用して毒まで食品にしてきたわけです。

世界の食料難に備えて、枯葉を発酵させて食べ物にするという研究

そんな発酵の優れた力を利用して、いろんな開発がされているそうで、世界の食料難に備えて、枯葉を発酵させて食べ物にするという研究が進んでいるのだそうです。

枯葉は世界中に年間7000億トンもあるそうです。

これを食料に変えていくというスケールのでかい話がすすんでいるというのです。

先生によると「枯葉が食えるようになれば世界の食料内難は解決」できるようなお話でした。

まとめ

思いもよらないことでしたが、専門家の方が問題解決に向けて研究されているのだと知り、驚きとともに改めて発酵の力のすごさを思い知りました。

発酵によって、食べ物を美味しくする。

毒を排除する、枯葉を食料に変える。

聞けば聞くほど発酵の持つ力を思い知らされら感じです。

味噌に魅せられて、白人の方が大阪味噌醸造の4代目になられた方も登場されました。

「味噌は世界一の万能調味料だ」とおっしゃり、ミソカレーやミネストローネに味噌をいれてうまみを出したメニューも紹介されていました。

日本の食材の甘酒、酢、味噌、納豆をあらためて考えるきっかけになりました。

これからももっと食卓に取り入れていきたいものです。

どうもありがとうございました。

たけしのニッポンのミカタ2010年8月20日放送 「食の世界遺産 発酵食」ゲスト:藤本美貴さん

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