NHKあさイチ放送 「クマ出没もしもの時!超防衛策」
最近、クマによる被害が多いそうです。
9月から10月は、人への被害がニュースになる時期です。
山の木の実が少ない年には、冬眠前のクマは食料を求めて、人里へ降りてきているらしいのです。
柿の実やリンゴの実が被害にあっているそうですが、人への危害も例年よりずっと多くなっているのだそうです。
番組では、クマ多発警報発令が出された、富山県魚津市が取材されていました。
クマ出没もしもの時!超防衛策
そして専門家の方のお話を交え、もしもクマに出くわしてしまったら、いったいどう対処したらいいのかを、解説していました。
クマに出くわしたときの対処法
まずクマの特質として、人間より視力が弱く、視野が狭いといわれています。
もともとはクマは臆病な性質で、人には寄ってこない。
クマは動くものを追いかける習性がある。
時速60キロのスピードで走ることができるのだそうです。(これは驚異的なスピードではないでしょうか。)
クマの獰猛さ、力の強さなど、クマと遭遇しても勝ち目がないというのは分かりきっています。
じゃあいったいどうするか。
クマは視力が悪いことから50メートルくらいの距離なら、クマの方を見ながら後ずさりするように、または斜めに後方に注意しながら、下がるのがいいそうです。
動くものを追いかける習性があるので、怖いからといって背中を向けて走ると、時速60キロの速さなので、追いつかれてしまうそうです。
怖いと声を出してしまいがちですが、それも絶対にいけないそうです。黙って後方にさがるように。
至近距離で遭遇したとき
20メートルくらいの距離でクマにもしも気づいたら、その際もクマを見ながら後ずさりするようにとのことでした。(そんな距離で、黙って後ずさりできるかどうか不安ですが)
また2~3メートルの距離という至近距離で遭遇してしまった、というかもう、襲いかかってきたようなときは、体を丸めて首を手でおおってうずくまるといいそうです。
お腹と首、首には重要な神経と血管がありますので、そうするのが一番身をまもれるそうです。
または首を手でおおって、地面に突っ伏すのも同じようにいいそうです。
クマは最初の一撃が最も強く、一撃だけで逃げさっていくものも多いそうです。
子供さんがいるときなど、逃がしてからなんとかしようとするのは、最も危険。
走る子供さんをめがけて襲っていくからです。
とにかく怖くてしかたがないですが、声をださず、クマの方を見て、後方に下がっていくようにとのこと。
クマの食料が少なくなっているために人里に下りてくる
クマの食料が少なくなっているために、人里に下りてくるみたいですから、山に近い地方の方は、特に気をつけてください。
また川にも、隠れるところがあるので、よく出没するといっていました。
クマの出そうなところへは行かないようにするのが一番ですが、クマさんの食べ物をなんとかしてあげたい、という気にもなりました。
人がいることがわかれば寄ってこない
山を歩く人たちは、クマの臆病な性質から、鈴を鳴らしながら歩いたり、ラジオをかけているそうです。
果たしてそんなことで大丈夫かと思っていましたが、人がいることがわかれば、寄ってこないそうなので効果あるんですね。
まとめ/クマ出没もしもの時!超防衛策・あさイチ
クマに会ったらどうしたらいいのか、というのは、今までは「死んだふりをするといい」とうわさに聞いていました。
恐怖にさいなまれながら、そんなことできるかと思っていたのですが、あながち間違いではなかったようです。
そのときは、仰向けでなく、お腹を地面につけて、首を両手でおおって、一撃の被害を最小限にとどめていくと、と覚えておきたいと思いました。
全国での人への被害がこれ以上起きませんように。
NHKあさイチ2010年10月21日放送 「クマ出没もしもの時!超防衛策」
ぬいぐるみのクマはこんなに可愛いのに