あさイチ放送 「最新研究ほめたら体重減」人生を変える!ほめパワー
イノッチこと、井ノ原快彦さんは、「相手をほめることを意識している」
「ケンカするときも、まずほめてからやる」のだそうです。
今日は誉めることの効果効用について、その絶大な威力を紹介してくださいました。
ゲストは山口もえさん、内藤剛志さん。
夫もうきうき!ほめ言葉
結婚して何年もたつと、すっかり相手を空気のように感じて、日常では意識さえしなくなるという方も多いのではないでしょうか。
ご主人は毎日お仕事で大変です。たまにはねぎらいの言葉とともに、ほめてあげるととっても喜んでもらえるそうです。
そしてご主人の気持ちがうきたって、お二人の仲ももっとよくなっていく効果があるのです。
30代40代の女性が、夫のホメテク講座に参加されているところが。
講師の小林美智子さんが三つの夫を誉めるテクニックを紹介してくれました。
1)あえて夫の出番をつくる
2)他人の力を借りてほめる
3)結果をほめる(家族の中でどれだけ役にたっているかがご主人はいつも気になっているのだそうです。そこで役にたって助かっているというほめ方がいいのだそう)
例えばこんな言葉を何気なくかけてあへる・・・「あなたと結婚してよかった」「あなたといて毎日楽しいわ」
この三つを実行された方のビデオが撮影されていて、ご主人の変化と喜びようはすごいものでした。
カメラにとっていることを知らせて感想をおききしたところ、「結婚して12年間この言葉を待っていた」「これからも頑張ろうという気持ちになった」
とおっしゃっていたのが印象的でした。
指導された通りに、夕食のときに会話にホメ言葉をはさんでいった奥さんも上手でしたが、これほどまでに効果があるとは、本当にびっくりです。
今までご主人に向ってほめたことのない人は、最初の口火をきるのが難しいとは思いますが、どこかで勇気をふりしぼって、言ってみると、すさまじいくらいの効果です。
もちろん人によっては違うでしょうが、一家を支える大黒柱のご主人は、役にたっていることがわかると、嬉しいし満足なさるようです。
最近では誉めるということが科学的にも解明されてきているそうです。
筑波大学大学院教授の安梅さんは、企業でも教育福祉の現場でも、すでに取り入れているのだそうです。
子供の場合は社会適応力(自分から親や社会にはたらきかける力)が2倍つくようになる。
また認知症の予防になることも、アメリカの昨年の学会発表でわかっているそうです。
誉める力ってすごいんですね。
ご主人だけでなく、子供さんにもいいということなので、ぜひマスターしたいものですね。
女性をほめてやる気を引き出す
それからほめパワーは、他にもこんな効果が。
女性の心をつかむホメテクを用いて、職場の女性のやる気を引き出したりよい関係をつくるのに、企業では取り入れはじめているようです。
女性をほめるときは、見かけのきれいさや、脚、手、顔の一部、服などをほめるのでなく、結果より努力したプロセスをほめるのが大事だそうです。
努力している様子を知っているということで、自分をちゃんと見ていてくれたということが、嬉しい気持ちになってくるようです。
ほめることは最終目的ではなく、その人の力を最大限にあげるためのパワーとなるので、その人の資質や姿勢をほめるようにするとよいという、安梅先生のアドバイスでした。
資質としてはセンスや努力、姿勢としては頑張っている様子などです。
ほめたら痩せる
そして今回題名にもなっている、「ほめたらやせた」ことの真意は・・・
大阪府の岸和田市、中澤さんご夫婦で、半年前から、「ほめやせチャンネル」という番組をされています。
毎回30分の放送中、メールなどでダイエットに頑張っている人に、最大限のほめ言葉をお二人でかけてあげる、というものなのですが、これがすごく人気。
ほめまくってほめまくる、を繰り返して、ダイエットに成功する人が続出だとのこと。
月に13万人もアクセスする人気ぶりだそうでうです。
中澤さんご夫婦はお若いころに太り気味で、ご主人にほめてもらうことで、やる気がでてきて、10キロのダイエットに成功された経験があります。
その経験からほめてあげるとやせることができる、という今の番組をつくることにされたそうです。
ほめられたらやせることができる、なんていいですね。覚えておいて活用していきたいですね。
「ほめたらやる気がでる」といわれても、にわかに信じがたいものですが、番組ではその根拠を教えてくれましたよ。
愛知県にある、「生理学研究所」でMRIにはいって、体をはってリポーターさんが実験をされました。
最初はお金がもらえるとどんな反応をするか、というもので、嬉しい気持ちが脳のどこで反応するかを測定していました。
人はうれしいと、脳の線条体というところが反応するのがわかっています。
食べ物をもらったり、お金をもらうと反応するところです。
今回の実験では、リポーターさんの顔写真の下に、ほめ言葉が何種類も順にでてくるのですが、そのときのリポーターさんの脳の反応をみていました。
お金のときも明らかに喜んだ顔と脳の反応がみられましたけど、ほめ言葉を見ただけでも、ほほがあがったり、口がひらいたり、鼻がふくらんだりなど嬉しい反応があって、そのたびに脳の線条体も反応をしていました。
これは性欲、食欲とならんで、ほめ欲とでもいっていいもので、最高のごほうびになるそうです。「生理学研究所」の方は「これからの社会でほめ欲がとても必要になってくるだろう」とおっしゃっていました。
ほめられると自己を肯定する力がわき、自分はできるんだ!という気持ちが高まるのだそうです。
でも、他人がほめられたものでは、ちっとも線条体は反応しませんでしたから、あくまでも自分がほめられることが必要になります。
文字だけのほめ言葉で、嬉しいという反応があるのですから、言葉で上手くほめられない人は、メモや手紙などを利用してほめたい相手にほめ言葉をかけてあげることができるなあ、と思いました。
褒めパワーでうつも改善
さて、最後にうつ状態も改善するという「○○ほめ」って、なんのことか、わかりますでしょうか?
これは、自分で自分をほめることで、元気がでたりやる気がわきてきたり、ワクワクしたりといった、ポジティブな感情になれるというものです。
山田さん(41歳)は、一日10個の自分をほめるようにしているのだそうです。
その方法は、「ほめ日記」をかくというもの。
書き始めの最初のころは、自分を責めていた日記しかかけなかったのに、だんだんと自分を認めるようになっていっていきました。
今ではほめ言葉を書くことで、自信がつき、明るく前向きな感情をもてるようになって、子供との関係も改善されたとのことでした。
ほめ言葉の研究をされている方によると、学生に実験をしたところ、乗り越える力がアップし、脅迫観念が低下していく、という結果がでたそうです。
本日アドバイスしてくださっている、筑波大学大学院教授の安梅先生は、「自分をほめることでポジティブな気持ちになって、自分を大切にしようという気になる。
すると人もほめることができるようになります」とおっしゃっていました。
まず自分を大切に思えるようになると、安心できるし、自信もわいてくるのでしょうね。
その結果気持ちにゆとりがでるといえそうです。
特にお母さんに、こういった気持ちが芽生えることで、子供をほめることができるようになっていくようですね。 親子の関係にも、よい結果をもたらすみたいです。
さて、一日10個のほめ言葉を自分に書くというのは、相当な数ですね。
そんなに見つからない、と思えてしまいます。
リポーターの方も挑戦したそうですが、最初はなかなか見つからず、一日3個とか5個で精一杯だったそうです。
しかし、むりやりいでも物事をポジティブにとらえていくことで、2週間後の今では、日に10個さっと、自分へのほめ言葉を書けるようになったそうです。
自分へのほめ言葉、なんだかとっても効果がありそうな気がしてきました。
ほめ日記の書き方のコツについては、番組のホームページに掲載されているそうですから、参考になさってください。
ほめパワー・まとめ
「ほめる」と人はやる気を充満させる。
夫をほめる、子供をほめる、自分もほめることが家族円満になる。
会社での人間関係の円滑化にも、ほめるは有効。
ほめ方はコツをおさえて。
自分をほめることで、自分を好きになり周囲にも好影響をあたえる。
ダイエットしたい人も、小さな成果を認めほめると成功する。
誰にもほめられたい欲がある。
ほめることの効果がこんなに大きいとは、恐れ入りました。
まずは自分のほめる点をさがしてみようかと思いました。
そして空気のように存在する、夫にも番組での効果絶大なほめ言葉をかけてみたくなりました。
でも、これちょっと勇気が必要なので、自分にもう少し自信がついてからにしようかと思いました。
今日のお話は、「ほめ」の特集のような充実した内容でした。
すこしでも活用して、上手に活用できるようになると、本当に、今よりは数段人生の質がよくなってきそうな気がします。
あなたもぜひ、「ほめ言葉」を意識してみてはどうでしょう。
どうもありがとうございました<m(__)m>
あさイチ2010年11月1日放送 「最新研究ほめたら体重減」人生を変える!ほめパワー
ダイエットしたい人は「ほめやせチャンネル」を検索してみてください。