NHKためしてガッテン放送 「太めの人ほど効果あり コンニャク裏技大全」血糖コレステ便秘改善ダイエット
コンニャクにはこれまで健康や美容にいい、といわれるいくつもの効果が話題になってきました。
たとえば、血糖値がさがる、便秘が解消される、コレステロール値がさがる、ダイエット効果があるなどです。
今回はこうしたこんにゃくの期待される効果を検証しようというものです。
コンニャクのお掃除力
まずは、コンニャクのお掃除力があるのかどうか。
これには内視鏡のはいったカプセルを飲んでもらっての実験です。
四角いコンニャクを飲み込んで、それを内視鏡が追跡するのです。
コンニャクは本来不溶性なのです。
ですから胃でも小腸でも、全く消化されていませんでした。
結局食べたままの状態で排出されていました。
結論は胃腸をきれいに掃除してくれる、というのは間違いでした。
コンニャクの中にある、グルコマンナンという成分が水溶性のため、体を掃除してくれるという意味合いで、うわさが広がっていたようです。
コンニャクには便秘改善の効果がある?
さてコンニャクには便秘改善の効果があるといわれていますが、これについては・・・
便秘ぎみの人に一週間、毎日一枚のこんにゃくを食べてもらって実験しました。
実験した人は6人、そのうちの5人に改善がありました。
これは、こんにゃくを体が不用な物質とみなして、体から出してしまおうという反応を起こすことによるもののようです。
不用なものの排出、イコール排泄になるということです。
やせたい人には効果が出るようで、コレステロールが高い人、血糖値の高い人にも、コンニャクを毎日一枚たべることは、それぞれの低下に効果が出ていました。
コンニャクを食べると、食事全体の摂取カロリーが減って、おやつも不要になったという人があり、体重減につながったつまりダイエット効果があったのです。
毎日食べる、というのが肝心です。これを続けるのはもっと大変かもしれませんが、あとでメニューを増やせるように、料理の指導もありました。
美肌になる効果がある、ということもいわれていましたが、これについては、ほとんど不明のようです。
コンニャクのメニュー
山形県でコンニャクのメニューを豊富に取り揃えている、お食事ところが紹介されました。
丹羽さんという方で、500種類をこえるこんにゃく料理のレパートリーがあり、毎日お客さんが多数訪れるそうです。
コンニャクの調理で、美味しくするコツは、味がしみやすいように、コンニャクにたくさん穴をあけておく、コンニャクを叩く(調理台に叩きつける)とやわらかくなって噛みやすくなることで味がついたように感じるのだそうです。
この二つの方法やってから、調理にはいるようにするといいそうです。
そしてあく抜きすみのものを使ってください。
コンニャクは高温にすると固くなってしまうので、調理は低温か中温で行なうように。
山形県はこんやく消費量が日本一だそう。
「こんにゃくは味がないからこそ、周りの味をたのしめる」と、料理法を工夫されているそうです。
こんなメニューがありました。
こんにゃくあんみつ・・・レモン汁を使用 イカサマ納豆 ステーキコンニャク
数回テーブルなどにたたきつけることで、びろんとのびて大きく薄くなってやわらか~くなっていくのを、ゲストの方が試していましたが、ほんとうに数回で、びろーんと大きくなっていました。
そうすることで、やわらか~いコンニャクになるんです。
せっかくやわらかくなったコンニャクを、高温にすることなく調理することで、ぷりぷりでやわらかい食感となって、いろんな調理ができるようになるのだそうです。
今回こんにゃくの効果について実験をいくつかしていましたが、ダイエット効果については、継続的に食べることで効果がでるのは確かのようです。 でも、有害物質を排出したり、コレステロールを低下させたり、糖尿病の予防になるというのは、間違いだそうです。
まとめ
健康への効果を期待して食べても、意味がないということになりました。
またダイエット効果についても、毎日のように食べることで、カロリーを制限できるので、時々食べたからといってダイエットに効くわけではないことも。
コンニャクダイエットするには、毎日一枚のコンニャクを継続的に食べるように。です。
でも、やせたい人にはいい食材ですね。
NHKためしてガッテン2010年11月10日放送 「太めの人ほど効果あり コンニャク裏技大全」血糖コレステ便秘改善ダイエット