NHKためしてガッテン放送 「日本伝統発酵食・驚きのコレステロール減」
今回は酒かすのお話です。
酒かすのお話
スーパーでもほとんど見かけなくなりましたが、若い人は知らない人もあるかもしれません。
酒かすは米に麹と酵母を加えることで、もろみになったものから、酒を分離するとできる残りかすです。
カスというので、不要物として扱われているようです。
ところが少し前までは、酒かすを、焼いて食べたり、飲物として飲んでいた方も多かったそうです。
酒かすを毎日50グラム3週間食べるという実験
酒かすを毎日50グラム3週間食べるという実験が行われていました。
水に溶かして飲む方法でした。
結果は悪玉(LDL)コレステロールが平均で8.2下がったという結果でした。
これは消化されにくいタンパク質であるレジスタントプロテインが、、小腸へ達すると脂質をキャッチして排出てくれるからだそうです。
ですからは排便が促されて、便に油がが出やすくなるそうです。
酒かすにはまだまだ良いことがありました
酒かすに入っている必須アミノ酸は、全種類が入っている
酒粕1グラムに酵母金は2~5億個もはいっていて、
ビタミンB2は米の26倍、
B6は米の47倍、
そして、アミノ酸は583倍もあるのだそうです。
酒かすに入っている必須アミノ酸は、全種類が入っているということです!
まさに酒かすは栄養の宝庫、といえますね。
最近の清酒はすっきりした味わいが求められるために、
酒の搾りかすである酒かすには、昔の清酒よりもさらに栄養が豊富となっているそうです。
酒かすの美味しい食べ方を知って、毎日のように取り入れれば、健康的に非常に良いということが分かりました。
酒かすを使った料理レシピ
ある酒蔵で、酒かすを使った料理について研究されていて、レシピも公開されている所が紹介されていました。
そこのおかみさんがチーズ味のクッキーが、酒かすでできるというので、
私もさっそく試してみました。
酒かす+油+塩=チーズ
本当にチーズ味なったのには、驚きました。
油もとでも少量で済むので、クラッカーのような感じなります。
これなら、小さな子でも喜んで食べられると思います。
ためしてガッテンのHPにも載っていると思いますが、
紹介された分量は以下の通りです。
小麦粉100グラム 酒かす20グラム 油大さじ2杯 塩小さじ2分の1杯
以上を混ぜ合わせてぼろぼろの状態にします。
そこに水大さじ一杯と酢を小さじ2杯いれてまとめます。
5ミリ厚さに切って、160度のオーブンで10分間焼いてできあがりです。
サクサク、とした歯ごたえの気持ちいいチーズ味のクラッカーができます。
美味しかったです。
酒かすの料理を沢山試してみたくなりました。
酒くささがいっさいない、滋養たっぷりの料理ができあがります。
酒かすってこんなに立派な食品だったですね!驚きました。
これから沢山利用していきたいと思いました。
500グラムくらいで、300円前後で買えました。
NHKためしてガッテン2010年11月24日放送 「日本伝統発酵食・驚きのコレステロール減」 番組特製レシピ