NHKあさイチ2011年4月上旬放送 「30代から要注意 老眼の真実!」
老眼について、慶応義塾大学の坪田一男先生からご助言をいただいていました。
30代から要注意/老眼の真実!
誰もが加齢とともに老眼になるのは、やむをえないようですが、それでも人によって、老眼が始まる時期が違います。
早い人は40代のはじめで遅い人は50代後半くらいらしいです。
近眼だと老眼になるのが遅いといううわさもききますが、それは間違いのようです。
どうも気づきにくいだけのようで、同じように老眼はすすみます。
眼の老化の原因
人によって大きく差のある老眼になる時期ですが、これは体が若い人ほど、老眼になるのも遅いのだそうです。
坪田一男先生によると、老化の原因は、「酸化」が老化の要因なのだとか。
体のたんぱく質やDNAや遺伝子が、酸化していくのが老化だと。
この説が有力になっているのですって。
老眼は、ピントがあわなくなってから、だいたい10~15年かけて、水晶体が完全に固まってしまい、それ以上すすまないそうです。
そしてゆくゆくは、白内障へと移行していくらしいです。
とにかく問題の老化をとめるには、体を若々しく保つこと。
老化の原因である「活性酸素」をつくらないようにすること。
そのためにどうしたらいいか、ですが、
1)タバコはすわない
2)食べすぎ、飲みすぎをしない
3)紫外線をあびない
そして運動を適度にする、というのがいいそうです。
食べすぎ飲みすぎをすると、それだけでなんと、活性酸素が増加するのがわかっているそうですよ!
運動をすると、「ミトコンドリア」が増えて、活性酸素を減少させる効果があるのも、わかっているそうです。
「ミトコンドリア」って、最近注目されていますよね。
直接、活性酸素減に効くわけですからね。
ミトコンドリアの増える方法は、どんな運動が一番いいのかまで、わかるようになるといいですね。
次に、こんな食べ物が活性酸素をおさえる、というものが。
それは緑黄色野菜やくだもので、ルティンやビタミンA・C・Eを多く含むもの。
アスタキサンチンを含む、サケやイクラ。
適当な運動。
ということだそうです。
坪田一男先生も、とても若く見える方で、55歳とのことですが、まだ老眼になっていないのです。
そしてかけているめがねは伊達めがねで、紫外線が横からも目にはいらないようになっていて、角に水を含んだスポンジが取り付けてあり、湿度をたもたせているのだそうです。
そこまで徹底的に目を守っていらっしゃるのです。
このめがねを、先生は「目のお洋服」とおっしゃっていました。
これから、目にもお洋服が必要だと感じる方、増えそうですね。
老眼は治せる
そして問題は、老眼は治せるのかということですが、少し前なら、あきらめざるをえなかったのに、今や、治せるのです!!
日本では2年前から、世界では8年前から、治す手術が。
「老眼矯正リング」を、目にいれるんです。
角膜にメスをいれてリングをいれるだけなのに、ピンホール効果で、ぼけずに良く見えるようになるのです。
術後3ヶ月くらいは、脳が適応しないので、はっきり見にくいらしいです。
そしてドライアイにも3ヶ月くらいはなりやすいと。
でも、それ以降は、全てクリアに見えるようになるそうなので、手術を受けた人は、とても快適そうで、笑顔でした。
費用は30万。
レーシックなどの手術と組み合わせることが多いらしいので、他の要因も取り除けるようです。
リングは1回いれるだけでおしまい。
視野がせまくならず、光が10%くらい入るのがへるそうですが、それも特に感じないくらいですむそうです。
今や老眼からオサラバしたいと思えば、できてしまうようになったんですね。
それにしても、年寄りくさいと感じている老眼で悩まされている方、とくに女性は、「老眼矯正リング」をいれる手術、受けたくなりますね。
どんどん医療が進化していくので、見た目の若い人がさらに増えそうです。
老眼の真実・まとめ
とにかく体を若く保つのが老眼を遅らせる。
そのために、運動して、野菜をたべて、紫外線をよける生活をしましょう。
紫外線のケアは、若い頃からするにこしたことはないですね。
老化は努力で遅らせることができるわけですね。
とても心強く感じた今回の番組でした。
これからも、新しい技術や話題を吸収していきたいと思います。ありがとうございます。
NHKあさイチ2011年4月上旬放送 「30代から要注意 老眼の真実!」
坪田先生のご著書は多数あります。