新クールスタイリング、真夏に涼しく暮らす知恵・あさイチ

夏向きの体と風を通す服

NHKあさイチで放送「新クールスタイリング」

夏は、冷房で電力のひっ迫が起こります。

節電も呼びかけられています。

そのため暑さを乗り切る方法がいろいろ考えられています。

今日は、服の選び方と、夏向きの体にする方法を特集していました。

真夏に涼しく暮らす知恵

まずハーブ研究家のベニシア・スタンリー・スミスさん。

来日40年、夏暑い京都に暮らす知恵として、もんぺの利用をすすめておられました。

ご本人は愛用されているそうです。

「日本中のもんぺファンを作りたい」とおっしゃるその魅力は、とにかく涼しいのだそうです。

なぜもんぺが涼しいのか、それを文化学園大学の田村照子先生(服装造形学科教授)が教えてくださいました。

もんぺが涼しい理由は、「風が通るから」

体の動きにつれて、裾と腰の開きに、風が通るからだそうです。

これを「エントツ効果」というのだそう。

空気は動くにつれ、体の熱をとっていくそうですよ。

スタジオに登場の田村先生の服は、フィリピンの麻の一種でたしかアバカという生地。

体にはりつかずに、裾、袖口があいています。

「エントツ効果を利用した服装にしましょう」

「ショールやストールを利用しましょう」と。

ショールやストールは一見暑そうな気がしますが、日差しを避けれる、二の腕を隠せる、腕の動きでショールが動き風を起こす。

なので薄物の上にはおると、風がおき涼しいとのことです。

キーワードは「風を通す」

わきのあいていない簡易もんぺでも、空気が動くので涼しいとのこと。

この夏は、もんぺのこと思い出したいものです。

ブラウスの時の涼しい着方

夏向きの体と風を通す服

さて実験で、37度、湿度50%で、ゆったりしたブラウスのときに涼しく感じる着方を調べていました。

肌着なしか、綿の肌着着用か、化学繊維の肌着着用、このいずれが一番涼しく感じるか。

この中で一番涼しく感じるのは、化学繊維の肌着でした

理由は、被服の下の温度が一番下がり、吸湿性、蒸発性があるから。

綿の肌着が涼しそうですが、綿は汗をすってから溜め込むので、大汗をかくときは、最適ではない。

化学繊維の肌着で、繊維の中に汗をいれない、ポリエステルとナイロンが主で、レーヨンやキュプラなどの吸湿性の繊維をブレンドしてあるものが多く、蒸れずに快適に過ごせるとアドバイスがありました。

(ポリウレタンは伸縮性を出す合成繊維)

夏向きの体はいい汗がかける体

今日のもう一つのテーマ、夏向きの体にするということですが、これには大阪国際大学の、井上芳光教授が教えてくださいました。

夏向きの体とは「いい汗」がかける体ということでした。

「いい汗」と「悪い汗」があって、「いい汗」というのは、全身に霧のような小粒の汗をかくこととのこと

小粒の汗は、気化熱で全身から体温をとり、蒸発効率がとてもよいそうです。

汗腺が老化すると、顔だけからの汗になってしまい、見た目たくさん汗をかいているようでも、体からの汗がほとんど出ていないと、塩分濃度が高く悪い汗となるそうです。

80代でも「いい汗」がかけるそうです。

「いい汗」は、必要なときにすぐ出る、塩分濃度の低い汗です。

「いい汗」がかけるようになると、わき汗の悩みも改善すると、井上芳光先生はおっしゃっていました。

ではどうしたら「いい汗」がかけるようになるかですが、「汗をかけばいい」という単純明快なお答えでした。

つまり汗腺を沢山使っていくうちに、汗腺が発達して、「いい汗」がかけるようになるとのこと。

夏向きの体と風を通す服

ですから、汗をかくためにスポーツをした方がいいわけです。

ジョギングなど20~30分のひと汗かく運動がよく、汗腺が鍛えられるそうです。

10日間くらい続けると、汗のかき方がよくなっていくとのこと。

その後も継続すると、気温が上がっても早めに汗をかけるようになっていき、適切に体温をさげることのできる、夏向きの体になっていきます。

井上芳光先生のアドバイスによると、5秒間の脈拍を運動の途中ではかり、それに12をかけた数字が一分間で、120~130になる運動がいいそうです。

人によって、運動量は違いがでるので、ほとんどしていない人は、まず大きく手を動かして歩くことから始めるといいとのこと。

ちなみにサウナスーツを着て汗をかく方法については、体温をあげるのでよくないとのことでした。

最後に、顔の汗をすぐ止めたい、顔に汗をかきたくないときはどうしたらいいか。

この実験がありました。

舞妓さんが夏でも涼しい顔で、汗をかかないことから、帯を胸高にきつく締めるのが、顔汗をかかない秘訣のようです。

帯がわきをおさえることで、そこから上に汗をかかない仕組みなのだそう。

実験では棒の先を両脇に15分押し付けて試していました。

押し付けた棒から上の体には汗をかかないことがわかりました

夏に涼しく過ごすためには、今から運動をして汗腺を鍛えておくといいのですね。

女性の場合、あまり汗をかかないという人もありますが、多分汗腺が弱っているのではないでしょうか。

冷暖房になれていると、夏、暑くても汗がでないという人、ありますよね。

日ごろから運動していたり、いい汗をいつもかけるタイプ、そして若い人は、暑くても、汗をかいて体が調節してくれるからいいのですが、汗をかきにくい人や、高齢の人は、夏に体がだるくなったり、熱中症になりやすいので、「いい汗」をかけるように、ちょっと頑張れるといいですね。

もんぺも昔風のは違和感がありますけど、おしゃれなものが出てきたら、流行るかもれませんね。

電気の節約のためにも、自分の体を健康にするためにも、涼しく過ごす工夫を、これからも話題をとりあげていきたいと思います。

どうもありがとうございました。

NHKあさイチ2011年5月24日放送 「新クールスタイリング」

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