NHKためしてガッテン放送 「アンチエイジングSP(老化の原因物質がわかった!)」
全身の老化にかかわる原因物質が、このたびわかりました。
ということは、老化をふせぐ方法もわかる、ということでしょうか。
老化の原因物質がわかった!犯人は「AGE」
肌の老化も、骨の老化も、目の老化も、犯人は同じだったのです。
犯人は「AGE」とよばれるもので、「終末糖化産物」という名称とのこと。
老化すると、肌のコラーゲンも、骨も茶色くなって、柔軟性がなくなり、もろくなっていきます。
誰もが老化するのは避けられないとしても、老化している程度は人それぞれのようです。
番組では自分の体が、何歳上なのか下なのかがわかる、
AGEリーダーという器械で、瞬時にAGE年齢を測定できる器械で測っていました。
それによると、瀬川さんプラス7歳、タカさんプラス18歳、山瀬さんプラス25歳、
あまり老化が進んでいる?ようで、みなさんびっくりです。
でも改善の方法が後で、ありましたよ。
ちなみに小野アナはマイナス16歳です!!
老化つまりAGEを生み出すには、ある法則が
さて、老化つまりAGEを生み出すには、ある法則があります。
それは<(たんぱく質+糖)×時間=AGE>です。
体のたんぱく質と、時間は変えようがないので、ここでは糖が問題になります。
糖化が戻りにくいところに、AGEが増えていきます
血液中の糖が多くなると、血管の外に糖がはみ出て戻らなくなる現象がおき、これが糖化がおこるといい、糖化が戻りにくいところに、AGEが増えていきます。
糖化が戻りにくいところは、コラーゲンがあるところで、
糖化が戻りにくいところは、骨、内臓、血管、肌だそうで、
肌(皮膚)はその70%がコラーゲンだということです。
一番肌が老化しやすい場所のようです。
コラーゲンは細胞と細胞の間をつなぐ接着剤のような役目で、
全身の細胞の土台となります。
コラーゲンが糖化していくことが老化
コラーゲンが糖化していくことが、老化といえるわけです。
では、もう老化してしまったところは、もどらないのか?
という不安がおこりますが、改善の余地はあるみたいです。 すくわれますね。
血糖値が高いと糖化が進んでいると判断
ここで、東北大学大学院教授の宮田敏男先生の登場です。
血糖値が高いと、糖化が進んでいると判断でき、
動脈硬化や、白内障、認知症、骨折のリスクが非常に高まってきます。
血糖値は食生活やストレス、運動などによって変化があり、
食後の高血糖でも、糖化は進むことがあるといいます。
生活習慣を変えることで糖化が改善する
「糖化をおくらせるには、たんぱく質の代謝の早い組織では、
生活習慣を変えることで糖化が改善する」と先生はおっしゃいます。
そこで、その改善の方法です。
これが今日のポイントです。
糖尿病の人の食事の実験で、薬よりも改善効果があったものです。
それは、先に野菜をたべてから、ご飯をあとで食べるようにするというものです。
食べる順序を変えるだけ
食べる順序を変えるだけです。
野菜が先に腸に到達することで、糖が腸にでにくくなる。
またご飯を先に食べると一気に血糖値があがりやすい。
野菜を先にたべるようにすることで、血糖値が下がり、
自然と野菜をとるようになり、ご飯も控えめになるのでダイエット効果があるわけです。
食事で実験というか治療を受けていた患者さんたちは、
多くが6ヶ月の期間で体重を何キロか落としていました。
野菜を先に食べることで、糖化が防げる
野菜を先に食べることで、糖化が防げる、つまり老化が防げ、ダイエットにもつながるというわけです。
知識としっておくといいですよ、と司会の立川志の輔さんはおっしゃっていましたが、
糖化が抑制できるということは、老化が抑制できるという意味で、これは絶対に覚えておきたいし、できれば食事の際、実行できればそれにこしたことはないです。
今自分が小野アナさんのように、実年齢よりAGE年齢が若いなら、このままの生活習慣でいいわけですが、
ストレスの多い生活や、早くお腹をふくらませようという食べ方をしているなら、ぜひとも見直したほうがいいはずです。
自分は毎日、どんな食事のとりかたをしているかを振り返るのに、いい機会です。
野菜を先に食べ、ご飯はあとにする
この内容は簡単、野菜を先に食べ、ご飯はあとにする。
このことを食事のときに思い出して、食生活を改善していくようにしたいと思いました。
野菜から!
まとめ
宮田敏男先生たちは、AGEを抑制するような薬を、今開発中なのだそうです。
できあがったら、それこそ引っ張りだこか、秘密にされるかのどっちかかもしれません。 でも、期待したいですね。
今、血糖値がたかい方は、薬とともに、食事は野菜から、と覚えておかれるといいですね。
どうもありがとうございました。
NHKためしてガッテン2011年5月18日放送 「アンチエイジングSP(老化の原因物質がわかった!)」