NHKあさイチ放送されました 「リンパを○○するだけ 夏疲れ・コリ・むくみ解消」
今日は、リンパマッサージの話です。
大橋俊夫先生(信州大学)がアドバイスしてくださいました。
セルフマッサージを10分間すると、太ももが2センチ細くなってしまう!そんな驚きの方法です。
セルフマッサージでむくみ解消
夕方になると、足がむくみ、、足が重く、だるくなってくるという女性が実験に臨んでいました。
朝と夕方を比べると、ひざから下の片足だけで、80ミリリットルのむくみが出ていることが分かりました。 (水槽に足を入れこぼれた水を量っていました)
その方が手でマッサージをしたところ、2センチちかくも太ももが細くなっていました。
むくむという症状は、リンパ液の流れが悪くなって、血管から水分を回収できなくなっている状態です。
血管からもれ出た水分を回収するのが、リンパの働きです。
血液は体を40秒で一周するのに、リンパ液は、6~12時間かかって、体を一周しているそうです。
足の筋肉を収縮させることでリンパ管が収縮し流れが良くなるので、足を動かしたり、運動させることで、リンパの流れを早めるそうです。
効果的なマッサージ法
大橋俊夫先生(信州大学)がアドバイスしてくださいました。
「リンパを流す運動としてはもも上げが1番良い」そうです。
リンパ液は、体の末端の水分を回収して、心臓の上の静脈にはいって、ろ過します。
この働きを促すために自分でリンパマッサージをする方法を教えてくださいました。
正しい方法でマッサージをすると、4~50代の3人の。女性で実験したところ、、どなたも1.5~2.3センチ、ももが細くなっていました。
効果的な、リンパマッサージの方法はさすることです。
指で押すと、逆に戻ってしまうなどして良くありません。
細いリンパ管のが皮膚の下、2ミリのところにあり、、そのいくつものが太いリンパ管に合流しています。
最近は、足のリンパ液をうまく流すことで、免疫力が13.5%アップするということが、医学的に注目されているそうです。
その研究も進んでいるとのことです。
マッサージは下半身(脚)のみマッサージするだけでよく、全身を行う必要がないとのことでした。
セルフマッサージの方法(リンパマッサージ)
準備運動として、両肩を大きくまわし(5回)、腹式呼吸をする(5回)行う。(全身の血行を良くしておくため)
1)足の指の股に手の指を入れて、握手するようにしてもみほぐす。
2)土踏まずを親指で、イタキモチイイ程度にもむ。
3)ひざの裏を、四本の指でグリグリとする。
4)ふくらはぎの裏面をさすりあげる。
5)ふくらはぎの表面をさすりあげる。
6)股関節をグリグリとする(ちょっと痛みのある場所を)。
7)ももの裏をなでるようにさすりあげる。
8)ももの表をでるようにさすりあげる。
9)ももの側面をでるようにさすりあげる。
10)足首からももの上の方に向かってさすりあげる。
これを、両足で10分程度で行います。
このマッサージを行うと、足のむくみやだるさがとれ、足が軽くなったように感じます。
大橋先生「リンパ球が活発に動くのは、体温が38度、38.5度とあがる時で、リンパ球が苦手なものは、低い体温、水分不足、ストレスです。」
「普段から水分を十分とって、リンパを流すようにしてください」
美しい手足をお持ちのモデルさんのマッサージ法
パーツモデルで有名な金子さん(40歳)美しい手足をお持ちのモデルさんです。
金子さんは「リンパが流れる体づくり」を心がけていらっしゃるそうです。
その方法は、まず足首を回して、リズミカルな屈伸をしひざ裏をやわらかくします。
そして足をクロスさせるストレッチを10秒、開脚で脇のばしを5回ずつ。
これを毎日行っているそうです。
「毎日少しずつでも続けることで効果が出る」そうです。
石井直方先生のむくみ解消法
東京大学の石井直方先生もVTRで登場。
リンパの流れを良くする筋トレについて、教えてくださいました。
「ボーリングのポーズ」を行うといいそうです。
前足に体重をかけ、手は水平まで上げ、10秒間静止。
これを左右とも行う。
体幹、背中、お尻、ふくらはぎ、ももなど、全身の筋肉を使うのでリンパ管流れやすくなります。
これやってみたら結構きついです。
番組の初めのほうでもありましたが、むくみを解消するのに、五分間階段の上り下りをする実験がありました。
ふくらはぎのむくみが1.2センチも減っていました。
足のむくみを解消する方法は、、先ほどのマッサージと、足の筋肉を使う運動、、この二つが最も効果があります。
番組のあと私も、足のマッサージをやってみましたが、やってみると、足がすうっと軽くなったように感じました。
足の余分な水分や老廃物を、正しく流すことで、くみを寄せ付けないに足になるということです。
足のむくみやだるさにお悩みの方は、ぜひこのマッサージをされるといいと思います。
どうもありがとうございました。
大橋俊夫先生(信州大学)のプロフィールです。 専門はリンパ管を中心とした循環生理学(微小・リンパ循環生理学)。 リンパ系における重要な働きを担うアルブミンの研究を進め、アルブミンが免疫機構にも関わっていることなどを解明。 日本リンパ学会理事長のほか、日本発汗学会理事長、日本脈管学会副理事も務める。研究や著書多数。
NHKあさイチ2011年9月6日放送されました 「リンパを○○するだけ 夏疲れ・コリ・むくみ解消」
だるさとむくみをとって、すっきり快適に!