NHKあさイチ2011年9月5日放送されました 「アトピー性皮膚炎に朗報!新事実簡単ケアで劇的改善」
教えてくださる先生は、名古屋大学の秋山真志(まさし)先生です。
フィラグリンという皮膚のバリア機能をする遺伝子の変異が、4人に一人あるそうで、皮膚の表面のバリアがつくられにくいそうです。
バリア機能の変異が遺伝することで、アトピー性皮膚炎になりやすいと言えるようです。
従来の治療法でも対処できる方法が、紹介されました。
アトピー性皮膚炎の新しいケア方法
体を洗う時石鹸の泡をしっかり立てて、泡でもむように体を洗います。
その後、保湿剤で保湿をすることで、角質層が元に戻り治る。
(泡は石鹸と水をペットボトルやビニール袋で作ると作りやすい)
皮膚表面の角質層がカサカサしていると「黄色ブドウ球菌」が入ってきて、炎症を起こすことで、皮膚炎が起こるので、入ってこないような皮膚をめざしします。
こうした体の洗い方は、普通の人も健康な肌を守るために、した方が良いとのことでした。
ステロイドの塗り方
ステロイド剤のぬり方についても指導がありました。
・すりこまないで乗せるように(皮膚をおおうように)ぬる。
ステロイド剤は体に蓄積しないともおっしゃっていました。
体の部位によってステロイド剤の吸収率が大きく違い、病院では、治療する部位によって強さを考慮したステロイド剤が処方されてるはず。
たとえば、腕が1.0とすると、あごは13倍、額は6倍の吸収率。
足の裏は0.14倍の吸収率です。
腕背中、首の後などに、カサカサと皮膚炎があって、生後半年くらいから、5歳になるまで皮膚炎に悩まされてきた、未来ちゃんが、先ほどの、正しいケア方法を行ったところ、2~3日で改善されてきたそうです。(お母さんの言)
それは皮膚症状がよくなったので、掻くくことがなくなり、きれいな肌になったからです。
1ヶ月後本人は「全然かゆくない」とのこと。
皮膚表面のカサカサや炎症がいったん改善されれば、綺麗な皮膚になり、ステロイド剤を使わなくても、状態が安定して、掻くこともなくなるからです。
大人になってからアトピー性皮膚炎が発症し、10年以上もひどい湿疹に苦しんでこられた男性も、今回の治療指導で、劇的に改善していました。
皮膚の外側(バリア)を、健康な状態に戻すために、今まで薬の使い方などがはっきり指示されていなかったことが、改善を阻んでいたような気がします。
私の子供も長い間、アトピー性皮膚炎で治療を行ってきて、長引く治療にイライラしていたことがありました。
その当時と治療法そのものはあまり変わっていませんが、ステロイド剤を最初たっぷり使うこと、石鹸をよく泡だてて使うことは、推奨さてはいませんでした。
アトピー性皮膚炎の改善方法は、子供も大人も同じです。
上記のようなケア方法を試してください。
健康な人にも、乾燥ぎみの肌にもいいはずです。また冬乾燥する季節にもいいはずです。
ぜひ覚えておきたいですね。
NHKあさイチ2011年9月5日放送されました 「アトピー性皮膚炎に朗報!新事実簡単ケアで劇的改善」どうもありがとうございました。
NHKあさイチ2011年9月5日放送されました 「アトピー性皮膚炎に朗報!新事実簡単ケアで劇的改善」