「女の旬は50から、作家五木寛之さん」
NHKあさイチの金曜プレミアムトークに、作家五木寛之さんが出演していました。
「五木寛之先生流の養生訓」についてがメインのお話だったのですが、
それはご本を読むことにして、
五木寛之さんが女性へのメッセージとして、
「女の旬は50から」とおっしゃっていたのが気にかかりました。
一体どんな意味なのかというと、
これまでの人生を振り返り、新たな第二の人生を踏み出すにあたって、
思い切ったことができるようになり、より魅力的になる年齢ということだそうです。
50歳という年齢は、子育てや家庭も落ち着き、
いままで登り続けてきた人生の山を振り返り、
2~3年、ゆっくり考える時間を持って、
これからの第二の人生について、
準備をするのに適しているのではないかとおっしゃっていました。
五木先生自身が、50代を目前にしてから、
京都の大学に聴講生として入学した経験をお持ちで、
若い学生と共に楽しい経験を積んだ事が、
その後の生き方に生かされているそうです。
50代以降の女性としての良さはどんなところにあるかというと、
チャーミングなところや服装、思いやり、
あるいは言葉使い、立ち振る舞い、といったところに現れてくるそうで、
それらがいちばん美しく表現されるようになるのが、
50歳代以降だとおっしゃいます。
今までの対談等のご経験の中では、踊り手の武原はんさんや、
吉川英治夫人が、60代70代で非常に美しく、
素敵な方として挙げられていました。
女性の間では、40代が熟女のめやすのような風潮がありますが、
さらにご経験をつまれた五木先生には、
50代が熟女の目安という事でしょうか。
子育てが終わって一息ついたとき、
年齢のことや、これからの人生を考えたとき、
50歳前後のあたりで女性はいろんなことを考えるんじゃないかと思います。
これからはもう使いものにならないのかとか、
これからは、衰える一方だからとか、
ちょっと悲観的にになったりするんじゃないかと思います。
「女の旬は50から」という言葉は、
カルチャーセンターに通うとかでなく、
もっと大胆に何かに挑戦することが良いのではないかと、
それが魅力のもとでもある、といような意味合いでおっしゃっていました。
自分なりに目標や目的を持って、
第二の人生を新しく仕切り直すのもいいのかもしれないと思いました。
NHKあさイチ2011年10月7日放送されました 「女の旬は50から、作家五木寛之さん」