お麩の新なパワーとして注目されつつあるのが「プロリン」です。
「プロリン」はコラーゲンを作る元になる成分でアミノ酸の一種、中高年以降は体内で作られにくくなっていくのだそうです。
プロリン豊富なお麩の魅力
コラーゲンはもっちり肌になれる弾力剤みたいなものなので、コラーゲンドリンクなどが流行っていて、女性ならとても気になる成分ですよね。
城西大学教授の真野博先生によると、「コラーゲンを食べてもコラーゲンにはならなくて、コラーゲンペプチドは肌作りの、作り替えるスイッチとなるもの。そしてプロリンは肌作りの材料となるもので、両方必要」なんだそうです。
その大切な「プロリン」があ、お麩には豊富にはいっているのですから、これはもう食べるしかないです。(^.^)
なぜお麩に「プロリン」が多いかというと、お麩は原料である小麦粉に水を混ぜて生地にしたあと、何度も洗ってでんぷんが洗い流された後のグルテン(ここに「プロリン」が多量に含まれている)に、再び小麦粉を混ぜて焼き上げるんです。
だからすごーく豊富にプロリンが含まれることになるのだとか、そのお麩の製造工程を見て、びっくりしました。
お麩は吸い物や味噌汁以外に、使ったことがないという人も多いと思います。私もその一人なので、今回のお麩のレシピは、とっても興味がありました。
料理法さえわかれば、もっともっとお麩を利用できるようになりますよね。
お麩はなんといっても、「低カロリー」「高タンパク」「安い」「保存がきく」という利点があります。
だから積極的に取り入れていきたい食材なんです。
そうそう、お麩は、ダイエット的にもいい食材なんですよ。というのは、食べた!という満足感が大きいので、満腹感がでやすいのです。
オフ会(お麩会)と称して、お麩の料理を研究して食事会をしている皆さんが取材されていましたが、「沢山食べたいのに、すぐお腹いっぱいになっちゃう」と話していました。
お麩レシピ基本を知っておやつにも
さてお麩の肝心のレシピですが、料理に入る前に、お麩を使うとっておきの方法を教えてくれましたよ。
お麩会発起人のシラサカアサコさんによる「麩を使いこなす基本」です。
●ポイント1「戻し方」
ぬるま湯でもどす。あらかじめ戻してから両手で挟んで絞ってから料理する。
お湯やだしが煮立つ前に入れる。味のこり汁はすわせない。
(お麩じゃが・・・こうして戻したお麩を肉の代わりにして、作り方は肉じゃがと同じで)
●ポイント2「粉にする」
フードプロッセッサーなどで粉にすることで、パン粉や小麦粉、挽肉の代わりに使えます。
お肉を使わずお麩のハンバーグが手軽にできあがります。
パウンドケーキにしたり、ピザにしたりと、レパートリーが広がっていきそうです!
おみそ汁でさえ、お麩がまずくなってしまうという人は、きっと熱湯になってから入れているからかもしれません。
熱湯に入れると、でんぷんが固まってしまい、食感が台無しになってしまいます。
ですから、あらかじめ水で戻してから熱湯に入れるか、ぬるま湯のうちに麩を入れる。これを忘れないようにしてください。
鍋料理のときも同じ、ぬるいうちにお麩をいれます。
<お麩のパワーのまとめ>
満足感が出やすくダイエット的によい。
「低カロリー」「高タンパク」「安い」「保存がきく」
プロリン豊富でもっちり肌になる。
粉にすることでレシピが増える。
2013年7月8日(月)NHKあさイチにて
(美容健康シリーズの抜粋では、これは!と思える「見た目のキレイと内面からの元気」をテーマに、さらっと読めば要点がつかめるようにまとめています。)