ほうじ茶を飲んだ後は、脳のリラックス度は大きくなります。
ならば、イライラしやすいとき、気分がすぐれないときなどに、多いに活用したいお茶です。
石川県では、お茶の消費のうちほうじ茶が5割を占めるという、日本で一番ほうじ茶が飲まれているそうです。
赤ちゃんのときから、薄めたほうじ茶をのんで、保育園でもほうじ茶を利用。
飲んでいるときの香りが、ほかのお茶とは違う、リラックス感をもたらしてくれるみたいなのです。
リラックスしてほっとする、そしてほんのり幸せを感じるお茶ほうじ茶。
家庭でも5分でできる方法が紹介されていました。
ほうじ茶の芳香の秘密
ソムリエの方による、ほうじ茶の香りの秘密は、おもしろかったです。
お茶の香りを表現するのに、茶葉を機械に通して火にかけるたびに、「若草やかんきつ系の香り、花の香り、ナッツやコーヒー豆の香り」などと表現されていました。
お茶には、もともと300種類以上の香り成分が含まれているそうなのですが、そのほとんどは糖とくっついていて、いわば茶葉の中で封印されてしまっているのだそうです。
ところが、じわじわと加熱されるにつれて、香り成分は糖から離れて外に出られるようになります!
ソムリエさんが、若草や花の香りと表現したのは、もともとお茶に封じ込められていた香りで、ほうじる時間の経過によって、どんどんいろんな香りが出てきていました。
こうした多数の複雑な香りを、茶葉からお湯に抽出して味わうという、とってもぜいたくなお茶がほうじ茶なんですね。
以前ものすごーく美味しいほうじ茶があるから、わざわざ取り寄せているという友人がいました。
その人に私の分もひと袋取り寄せてもらったことがありますが、子どもが小さい時期でもあり、その後リピートすることなく終わりましたが、味も香りもほんわかとしていたのを思い出しました。
家庭で5分でできるほうじ茶の作り方
家にある緑茶や手頃な値段の緑茶から作ります。
鉄のフライパンを強火で30秒ほど温め、水にぬらしたフキンの上に2秒ほど乗せます。
火を止めたコンロの上にフライパンを戻し、緑茶15g(大さじ約3杯)を広げるように入れてフタをし、2分半待ります。
フタを開けたら、火をつけて1分ほど煎り、白い煙が出てきたら火を止め、余熱で1分加熱します。
「浅煎り」がお好みの人はいる時間を短く、「深煎り」がお好みの人はいる時間を長くします。
飲むときは、沸きたての熱いお湯をいれれると、香りがよく出るのだそうですよ!
急須に熱湯を入れたら、1分間ってからが美味しくいただくコツだそうです!
(煎るのは「煙が出てくるまで」、余熱は「煙が消えるまで」を目安に)
おいしいほうじ茶に変えてみました
この番組を見てから、私の着付け教室で出すお茶を、ほうじ茶にかえてみました。
ほっとするリラックス効果をねらってのことですが、一口二口と飲んでいくたびに、さっぱりとした後味がして落ち着いてくるような気がします。
おけいこの後ほうじ茶を飲んだ、中国から日本に来て十数年という30代の女性が、「これはほうじ茶ですね」と言い当てて、そのあと日本と中国のお茶の話で、ひとしきり話題が盛り上がりました。
時々ウーロン茶にしている私は、お茶ひとつにも敏感な感覚を持っているなあと感心しました。
(私のお出ししたほうじ茶は、通販の普通のものです・・・)
通販で買うなら棒茶が特に美味しいほうじ茶
(ためしてガッテン 2013年6月19日放送 番組を見ながら急いでメモしているので、出てくる方のお名前の字などに間違いがあるかもしれませんが、どうかご容赦くださいませ。m(__)m)