「女たちの熱闘!水泳ジャパンマスターズ」の中で紹介されていた、肩こり解消とダイエット効果のある蹴伸びを中心に紹介します。 頑固な肩こりも解消できるみたいなので、お悩みの人はお試しを。
肩こり解消の秘訣は水泳の基本動作に
蹴伸び(けのび)というのは、水泳の基本練習のひとつで、両腕を頭の上にまっすぐのばして手のひらを交差させ、両足で壁をけって、水面に浮くという動作です。
水泳をすると、浮力でしっかり浮くので、できる限り強くけって長時間浮いているようにするものです。
これを続けていると、肩こりが解消され、ウエストにクビレが出、体重も減少します。
元オリンピック選手の萩原さんが実験台になって、肩の血流量の実験をしていましたが、蹴伸びを25メートルプールで4往復したところ、血流量が5倍に増加していました!
蹴伸びは体幹の筋肉を鍛えることになり、その周りの脂肪が減少するので、ウエストが細くなるのだそうですよ。
須藤明治さん(国士舘大学教授)が詳しくアドバイスしてくれていました。
肩こり肩の周りの血流が悪くなることで起こるので、プールで蹴伸びができれば一番いいのですが、家でもできる方法が紹介されていました。
自宅でもできるストリームライン体操
それは、椅子に座って姿勢をただして、両手をまっすぐ上にあげ、手のひらを重ねて8秒間上げ続けます。その後ゆっくりおろします。
これで蹴伸びと同じ効果があるそうですよ。
このとき腕は顔より後ろにし、お腹を引き締めながら、胸をひらいて目線を前に。
息は吸いながら上げて、8秒間止め、腕を下すときに吐くといいそうです。
これを一日に10回程度おこなうように。
これで血流量は、何もしないときより何倍にもなるわけで、ゲストの原千晶さんも、肩がポカポカしてきたと話されていました。 そしてこの後に、筋肉をほぐすストレッチをするとさらにいいそうですよ。
それは、指先を肩にあてて、前後に肩を回す動作です。何回か回してから、手をだらんとしてブラブラさせると腕の緊張がとれ筋肉がほぐれます。
ひざの痛み解消に背泳の脚の動きが効果的
ひざの痛みを解消するのに、水泳の背泳の脚の動作が、非常に効果的だそうです。
番組では99歳の長岡三重子さんの泳ぎやご活躍の様子が紹介され、脚の動作がいかにひざの周りの筋肉を鍛え、痛みを和らげるかを特集していました。
長岡さんは80歳でひざの痛みに悩み、息子さんからすすめられて、そのお歳になってから水泳を始められました。
約1年後にはまったく痛みはなくなり、今も正座がすんなりできます。
ひざの痛みの原因は、太ももの前側の筋肉が弱いことが原因です。
さらに太ももの裏側の筋肉が固くなることも原因のひとつになっています。
ですから意識してひざに負担をかけないように、太ももの筋肉を鍛える必要があるわけなんです。
長岡さんの得意種目は背泳なのですが、背泳の脚の動き、蹴り上げと蹴り下げの動作が、太ももの前の筋肉を鍛え、後ろの筋肉ほぐすのに最適なのです。
今からではそんなに筋肉はできそうもないんじゃないか、と思いますが、須藤明治先生のお話では、太ももなどの筋肉の間にできた脂肪が、鍛えるとちゃんとなくなって筋肉が増えるのだそうですよ。
3か月きちんとトレーニングをすると、若々しい筋肉になることができるそうです。
須藤明治先生の紹介した太ももの筋トレは、タオルを爪先にひっかけるようにして、太ももの前の筋肉に負荷をかけるというものでした。
水泳はお肌もキレイにしてくれる効果があるようで、下からかかる水圧で静脈が上に上がりやすくなり、汚い血が浄化されやすくなる。そして酸素をたくさん吸うので、肌がきれいになる効果があるとおっしゃってました。
肩こりダイエット効果のストレッチのまとめ
◆肩こり解消には、肩周りの血流量を増やす
◆水泳の基本動作ストリームラインで、肩こり解消
◆ストリートラインのストレッチは体幹鍛えくびれ出現
◆ひざの痛み解消に水泳の蹴り上げと蹴り下げが効果的
◆水泳の動作は、お肌・筋肉の若返りに効果抜群
須藤明治先生は、著書もたくさんです。
これは湯ぶねで、手足を振り子のように動かすだけでも効果の期待できるトレーニングプログラムを、本書を湯の中につけて使い水圧、浮力の効用をより効果的に使うトレーニングにアレンジしてあるものです。
2013年7月29日 あさイチにて放送 女たちの熱闘!水泳ジャパンマスターズ の中で、健康増進につながる話題を中心にまとめました。
ストリームライン体操は、こまめにやってもいいですし、夕方肩がこってきたなと感じたときにやると効果的とのことでしたよ。
(美容健康シリーズの抜粋では、これは!と思える「見た目のキレイと内面からの元気」をテーマに、さらっと読めば要点がつかめるようにまとめています。これからもどんどんご利用ください!)