年齢とともにどんどんたるんでしまう、体のあちこち。それをなんとかならないものか、解決方法を教えていただきました。
竹井 仁 先生、首都大学東京健康福祉学部准教授による解説でした。
全身にたるみが出始めるのは、脚の歪みが原因
全身にたるみが出始めるのは、脚の歪みが原因であるそうです。腹直筋に力をいれて歩くことでたるみが減っていくそうです。
まずは腹直筋を鍛える必要があるそうですね。
たるんでいる人の歩き方には特徴が/腹直筋を鍛える必要がある
たるんでいる人の歩き方には特徴があって、普通に歩いたときと、モデル歩きしたときの姿勢や歩き方の違いを、みてみました。
普通に歩くすがたはなんとなくだらっと力が抜けている感じでしたが、モデル歩きしたときは、腕が大きくふれて背筋がピシッと上に向かうように伸びていました。
一番の違いは手のふりにあるようで、歩くたびに後方にふれた腕が体から数十センチ離れていました。
上腕三頭筋が使われていなくてはならない
腕が体から離れるためには、上腕三頭筋が使われていなくてはならないそうです。
上腕三頭筋は、上腕(ひじと肩をつなぐ腕の後ろ側)にある筋肉で、ここが使われることでうしろに腕が大きくふれるころになり、正しい姿勢で歩くときには、使われる筋肉だそうです。
脚のたるみをリセット
脚のたるみをリセットするには、肛門に力をいれて、恥骨をぐっとあげ、腹筋に力をいれる。そして大またで歩くようにするといいそうです。
竹井 仁 先生のおっしゃる「肛門に力をいれて、恥骨をぐっとあげ、腹筋に力をいれ、大またで歩く」これをやってみるとわかると思いますが、自然に胸もはってお腹がひきしまったよい姿勢になります。
顔も正面をみれるようになっていましたから、普段何も意識しなくて歩いているのとは、全く意識がかわってきます。
最初はこのよい歩き方は、とてもぎこちない感じがしますが、肛門に力をいれ恥骨を上向きにすることで、お尻自体が小さく引き締まってくるようです。
だらっとした体がピシッとしてきます。
下半身が安定してくる
特にお腹にも力をいれるので、なんだか下半身が安定してくるようです。
あなたも一度お試しください。歩くといういつもの動作が、全くちがったものになってくるはずです。
脚のたるみもなくなってきそう
そしていつもこの良い歩き方ができるようになれば、脚のたるみもなくなってきそうです。
それくらい正しい歩き方というのは、脚にも効いているという実感が持てました。
まとめ/歩くという動作に意識を向けることで、たるみが予防できる
歩くという動作に意識を向けることで、たるみが予防できるんですから、年齢があがってもスタイルのいい人は、きっとこのよい歩き方と身につけているのでしょうね。
普通のだらっとした人と、たれないステキな人との間の違いは、実はささいなことなのかもしれないと思ってしまいました。
世界一受けたい授業6月12日の3時間目の保健体育、竹井 仁 先生