NHKあさイチ放送 水辺の事故の防止術
夏は海水浴やプール、川遊びと、水に触れての遊びが真盛り。
子供も大人も、海や川で楽しく遊ぶ予定がなくては夏がすごせないという人も多いはず。
今回は、おぼれそうになったときに助かる方法をやっていました。
事前に練習してから、海川に遊びにいくといいなと思います。
海でおぼれないで救助を待つ方法
海で洋服を着ていても、溺れないで救助を待つことが出来る、そんな研究をされている先生があって、お名前を控えるのを忘れてしまいすみません。
その研究されている先生によると、海で溺れてしまう人は、溺れそうになったとき、助けを呼ぶのに、両手をあげて声を出して助けを呼ぶのが普通だそうです。
そうすると、足が下にいき、頭も沈んでしまい、浮き上がるために、また手を下にして体を浮かそうとするそうです。
実際には目にすることはないですが、想像できますよね。
そこで、溺れそうになったときには、「助けを呼ばない」ようにするのが大切だそうです。
「えー、そんなことしたら、よけいだめじゃん」と思えますが、そこが違うそうで、まずは沈まないように浮くことが大切なのだそうです。
体を浮かして体力を温存させ、救助が来るのを待つことが肝心。
誰かが通報して救助がくるまで、約30分くらいだそうです。
その間をじっと浮いて待つことで、救助してもらうことができます。
助けて~~~~と叫んでも、アップアップしていたら、力がすぐに尽きてしまうので、泳げる人でも体力消耗です。
それで、体を浮かして待つ、ということになるのですが、手をばんざいの形であげて耳の横近くに、足は肩幅よ広めに開き、顎を少しひきます。
最初は体が沈みそうになりあわてますが、じきに体がぷかっと浮いてきます。
これが洋服を着たままで、泳げない人でも浮くことができるワザです。
番組で、はじめて実際に体験されていた方(リポーターさん)慣れてくると、水に浮かんだままでも、会話ができるようになっていました!
水に浮く運動靴で川遊びも
人の体って、浮き輪みたいなんですね。
とはいっても、自分ひとりが浮くというだけなので、誰かの浮き輪がわりになることはできませんが。
子供たちは学校によっては、こういった浮く練習をしているようです。
洋服を着たままだと、動揺しやすいでしょうけど、もしものときのために、一度でも経験をしておくというのはいいことです。
大人で練習したことがない人は、一度はプールなど流れがないところで、プカプカと浮く練習をしてみると、いいですね。
きっと気持ちがよいでしょうね。
これが本当に海や川だったら、気持ちよく浮くなんて心境にはならないでしょうが。
最近は水に浮く、軽い運動靴があるようです。
こういったものをはいていると、よけい浮きやすくなるようです。
夏の外遊びには、超軽量の靴で遊びにいくのが、当たり前になるといいな、と思いました。
それにしても、随分簡単に自分だけの力で水に浮くことができるなんて!
もしかしたら、プールサイドにあがらなくても、水の中でも休憩できるようになれるかもしれない。
「溺れたら、背浮きの姿勢で浮いて待て」とおっしゃっていました。
これを覚えておきたいですね。
突き落としで起こる下半身麻痺
水の事故の中で多いもので、飛び込み時の事故で首の骨が折れ、下半身麻痺になることが多いそうです。
これはプールの底に頭をうちつけてしまって、首の骨を折ると思われている方があるようですが、それは間違いだそうです。
真実は、水に倒れこむときに首の後ろが引っ張られることで、100キロ近い力が加わり、頚椎損傷になるのだそうです。
飛び込みではなく、誰かに突き倒されて水に倒れこむことが原因のようです。
飛び込むときにも、「飛び込むぞ」と意識するだけで、事故が起こらなくなるそうです。
まとめ/水辺の事故の防止術(おぼれたら・・)・あさイチ
自分で意識しているのと、いないのでは大違いだそうで、ふざけて人を押したりするときに、ぶつかってもいないのに、首が引っ張られるために起こる事故だそうですから、くれぐれもふざけて遊ばないようにとのこと。
お酒を飲んだりしたときも、夏水の事故が多くなるようです。
浅いところでも、突き落とされる衝撃が、首にかかると実験でわかっていますので、とにかくふざけてやらないように、です。
NHKあさイチ2010年7月27日放送 水辺の事故の防止術