たけしのみんなの家庭の医学放送 「猛暑!夏バテの原因は脳に発生するFF」
最近の夏は、35度を越える猛暑が続いています。
熱中症も多発して、なくなった方も増えています。
夏バテ原因物質が、脳に発生するFFという物質
夏ばては倦怠感や、発熱、関節の痛みなどを引き起こすようです。
その原因物質が、脳に発生するFFという物質だそうです。
ここ数年でそのメカニズムが解明されてきたそうです。
あまりにひどい夏バテは、「慢性疲労症候群」
夏バテもちょっとした疲労程度ならいいのですが、あまりにひどい夏バテは、「慢性疲労症候群」といって、何ヶ月もそれ以上も疲労が残るそうで、免疫力も弱くなってしまうそうですよ。
「慢性疲労症候群」になってしまうのは、室内外の気温変化が5度以上だと、自律神経に負担がかかること、冷たい飲み物を飲むことで、体の一部のみを冷やす、夜遅くに暑いお風呂につかると、
自律神経に負担がかかる、夜中に何度もエアコンをつけに目を覚ますと、これも自律神経に負担がかかり、全身の機能が低下してしまうそうです。
ぐっすり眠るためには、エアコンをつけっぱなしでもよい
ぐっすり眠るためには、エアコンをつけっぱなしでもよいと、梶本修身先生はおっしゃっていました。
足元はあたたかくして上半身を涼しくして、ぐっすり眠ることが、自律神経を安定させるそうです。
いままで、エアコンは入眠時のみがよい、という認識がありましたが、暑くて何回も夜中に起きると、寝た気がしませよね。朝寝不足でだるいということがありますよね。これからはとにかく、熟睡できるようにした方がいいです。
いろんな条件が重なって、夏は自律神経に負担がかかり、疲れやすくなります。
疲労が重なると、脳の中に有害な「活性酸素」が出来て、脳の細胞を傷つける
疲労が重なると、脳の中に有害な「活性酸素」が出来て、脳の細胞を傷つけるのだそうです。
するとFFと呼ばれるたんぱく質が出るのだそう。
これが増加して、長期間継続すると、やる気がでなくなったり、疲労感が増してくるそうです。
過度なトレーニングなども、同じようにFFを出すことになるので、よくないようですよ。
夏は急な温度変化で体に負担をかけないように、そしてぐっすり眠れる工夫をしていきましょう。
番組ではこのあと、疲労感を急速にとる食事について。
「イミダペプチド」という疲労回効果の高い物質をとるとよい
「イミダペプチド」という疲労回効果の高い物質をとるとよいそうです。
この物質は鳥類に多いそうで、鶏の胸肉100グラムを1週間つづけてとると、疲労回復にすごく効果があることが実験で証明されているそうです。 (確か文部科学省と大阪市大との共同研究で)
そしてそこにビタミンCを一緒にとることで、回復力は2倍になるそうです。
ここをしっかり覚えておきたいと思いました。
番組では「イミダペプチド」200ミルグラムとビタミンCを一日の必要量以上にとる料理を紹介していました。
ビタミンCの多い野菜はいろいろとあるようですが、こんかい料理研究家の方が選んだのは、ブロッコリー、ピーマン、モロヘイヤ、パプリカなどでした。
一番やってみたいと思った料理は、パプリカをたてに1センチくらいに切って、チーズも細く切って、鶏胸肉を適量とともに春まきの皮で巻き、フライパンで焼くというもの。
食感がいろいろあって、見た目もいいし食べやすいです。
とにかく「鶏肉と緑黄色野菜をふんだんに食べる」と覚えておきましょう。
夏にメニューに困ったら、とにかく鶏肉、そして緑黄色野菜と炒めるでいいですから、食べるようにしたいですね。
食欲を増進させるために、料理に大切なことは、香りをつけること
あと、食欲を増進させるために、料理に大切なことは、香りをつけること、ピリ辛の味付け、酸味を利用する、食感も大切に、ということを意識して作るとよいそうです。
おいしそうないい臭い、でピリ辛味、なんていいですね。
まとめ
もりもり食欲があるうちはいいですが、バテ気味のときはこういった工夫をしてください。
たけしのみんなの家庭の医学2010年7月27日放送 「猛暑!夏バテの原因は脳に発生するFF」