たけしのみんなの家庭の医学放送 「冷え性徹底解明スペシャル」
女性に多い冷え性。 全女性の7割とも8割ともいわれるくらい、冷え性に悩む女性は多いようです。
毎年毎年、冬になると冷えてくるので、もうしかたがないとあきらめてしまいがち。
でも今回の放送では、改善できるかもしれない希望をもてました。
どんな冷えのタイプにも効く万能入浴法
どんな冷えのタイプにも効く、万能入浴法なるものも紹介してくださいました。
今回の指導・アドバイスは北里大学の伊藤剛先生です。
全身に及ぶひどい冷えに悩まされている人が、伊藤剛先生のもとに訪れるそうです。
冷えを放置しておくとよくない/心の冷えへ
最初は手足だけの冷えだったり、おなかのあたりだけだった冷えが、全身に及んで、さらに無気力になってしまうという、冷えを放置しておくとよくないようです。
無気力にまでなってしまうひどい冷え症の人は、「心の冷え性」とされ、強いストレスや悩みが、脳の温度まで冷やしてしまうことで、無気力感につながっているのだそうです。
冷えには4つのタイプが
まず冷えには4つのタイプがあると。
「四肢末端型」「全身型」「内臓型」「下半身型」
番組では、どのタイプに属するのかを判断できる、20項目の設問がありました。
自分のことより周囲を優先させるタイプの人は、ストレスをためやすいので、全身の冷えを招きやすいようです。
うけたストレスが交感神経の働きを狂わせて、血管が拡張しやすくなり、熱を常時発散させるようになって、脳の温度まで下げてしまうようになるそうです。
冷え性になるのには、身体的な要因もはずせません。
タイプ1として、熱がつくれない人。
このタイプは、摂取カロリーが不足していたり、筋肉が不足しているそうです。
その結果、四肢末端冷え性や全身冷え症になるそうです。
タイプ2として、熱が逃げやすい人。
このタイプは、汗をかきやすい、皮下脂肪が薄いという特徴があって、内臓冷え症、全身冷え症になりやすいそうです。
タイプ3として、全身に血流がめぐらない人。
このタイプは血液のうっ血や動脈硬化などでの血行障害があることで、下半身冷え症になりやすそうです。
よく食べるのに冷えるという人は、代謝が低下してしまっていると考えられるそうで、解消するには運動を行なうように。
また運動して自律神経のバランスをよくすると熱が逃げにくくなるので、冷えが解消していくそうです。
伊藤剛先生が考案した、「万能入浴法」
伊藤剛先生が考案した、「万能入浴法」なら、どんな冷え症のタイプでも、冷えが解決できるのだとか。
一度試してみてはどうでしょう。
下半身冷えのタイプの人なら、40~42度のちょっと熱めの湯に、5分首までつかって、あと5分は胸を出してつかることで、改善されるようです。 10分湯につかるのが大切だそうです。
ただ他の冷え症状の人や、入浴後1時間もすると、体が冷めてきやすい人には、さらにストレッチをプラスするだけで、全身ぽかぽかが長時間続くそうです。
そのストレッチとは、湯につかって2分したら、背筋を伸ばして肩甲骨を引っ付けるようにして思い力をいれるのを2回。
5分経過したら、座禅のように足を組んで、足指のを手先でにぎりからだに引き寄せるよう力をかける。5つ数え、その後足を20秒伸ばす。
これを2、3回行なうと、全身がぽかぽかしてくるそうです。
入浴時間は10分です。
どんなタイプの冷えの方にもいいようですよ。
私は手足はよく冷えるので、ストレッチもやってみようと思います。
入浴後に体温の下がりがぐっと減るので、暖かさが持続するようです。
自分の冷えのタイプも判断できるよう、設問がのっているはずです。
冷え症解消のために、参考にされてみてはどうでしょう。
ストレス解消の一助に
たけしのみんなの家庭の医学(2010年12月7日放送) 「冷え性徹底解明スペシャル」