NHKあさイチで放送されました。 「本当は怖いカビ!?超簡単!風呂・台所・エアコン場所別退治法」
アドバイスしていてくださる先生は、東京医科歯科大学の呼吸器内科、吉澤靖之先生です。
最初にカビの一種で「トリコスポロン」というカビの毒性について話がありました。
このカビの胞子を吸い込むことで、肺炎なってしまうそうで、家のなかの見えないところに発生した「トリコスポロン」を吸い込んで、 アレルギー症状をおこすことがあるそうです。
特に家の中に長時間いる主婦の方にみられるそうです。
住まいのカビの手入れ法
カビは目に見えるものではないので見落としがちですが、今の時期、非常に多く発生します。
カビのはえやすい所は、脱衣所の入口の腐った木のあたり、キッチンの流しの木との境目、和室の湿った畳や湿った布団の下、そして、鳥のフンだそうです。
カビを発生させないためには、とにかく換気。それから濡れたらすぐ拭くということが大切です。
ここからはカビ博士の濱田信夫先生(大阪市立環境科学研究所)のアドバイスです。
お風呂場のカビの手入れについては、カビが死ぬ45度以上のお湯をかける。
しっかりお湯で濡れたらオッケーで、換気もすること。
週に一度でもすれば効果があるそうです。
洗濯物を部屋干しすると、部屋の中が湿って部屋の中にカビが生えます。
部屋の中に洗濯物を干すときも、外の雨が吹き込まない限りは、必ず風を通すのが基本とのこと。
部屋を締め切っているとなかの方が湿度が上がる可能性があるので、部屋は2カ所以空けて換気をするようにしてください。
部屋干しの服に黒いカビがはえていたら、原因は、脱水槽がカビだらけになっているからだそうです。
カビがはえるのは、水面より少し上なので、洗剤の泡がカビの栄養になっているとのこと。
カビを取るためには洗濯槽クリーナーを多めの水を使って使用すること、お答えになっていました。
キッチンの黒カビには、45度以上のお湯をかけて死滅させるようにします。
押し入れのカビ予防には、木製よりプラスチック製のすのこをひく。
上段の方が乾燥している(2から5%湿度が低い)いてカビの発生は倍ほど違うそうですから、いつも出し入するものを下段にすると良いそうです。
さて、エアコンのカビ対策ですが、運転開始の10分間に放出されるので、10分間は窓を開けておくようにします。
カビが生えていると臭いがあります。
毎朝朝使うときに臭うときは窓を開けるようにします。
臭わないときはしなくてもいいです。
エアコンは、においがするがしないで、判断すればいいとおっしゃっていました。
視聴者さんからの質問
視聴者さんからの質問で、こんなのがありました。
○壁の壁紙のカビの取り方はどうすればいいですか? ⇒薬用アルコールを使用して取って下さい。
○革製品のカビはどうすればいいですか? ⇒薬用アルコールをつけた布で拭くととれることが多いです。
○風呂のフタのカビはどうすればいいですか? ⇒塩素系のカビ取り剤で取って下さい。
○お餅のカビはどうすればいですが? ⇒有害物質がカビの根の方から出ているので、深く広くごっそりと取って下さい。
カビの成長サイクルは1~から2週間程度だそうです。
温度、湿度、栄養がそろうと着地して広がっていきます。
地上に広がってから、上に伸びて、胞子がいっぱいできたときに、緑とか黒とかの色で、やっとカビが生えたことが分かります。
目にする時には深く根を下ろしているので、食品にカビが生えてときは、表面だけでなく広く深くこそげとるか、または食べないという選択をしてください。
ダニも一緒に繁殖する環境
それから暑さと湿気のつのるこの時期は、ダニも発生しやすくなります。
栄養分の高いお好み焼き粉などは、ダニが増殖しやすくなります。
ダニ(コナヒョウダニ)は、家のなかのカビを餌として好みます。
カビの多いお宅はダニも増殖しやすいということですね。
ダニの発生して増殖したお好み焼粉で、、お好み焼きを作って食べたところ、アレルギー症状を起こす例があるそうです。
ダニは焼いても、たんぱく質が残っているため、アレルギー症状が起こるそうです。
なお、ダニは冷蔵庫では活動しないので、暑い時期はお好み焼き粉は冷蔵庫で保管するのようすすめていました。
カビの発生、ダニの発生を、極力抑えて快適で健康な暮らしに心がけましょう。どうもありがとうございました。
NHKあさイチ2011年6月22日放送されました。 「本当は怖いカビ!?超簡単!風呂・台所・エアコン場所別退治法」
プラスチック製すのこの大きさはいくつかあります。
湿気とりより、空気、風を通すことがカビ除けになります。
壁紙や革のカビとりに
NHKあさイチ2011年6月22日放送されました。 「本当は怖いカビ!?超簡単!風呂・台所・エアコン場所別退治法」